過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」 Re:3
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584:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/26(水) 23:59:34.43 ID:jxYFzZtBo
 驚いて振り返ると、そこにいたのは少女。
 昨日は遠目でしか見えなかったけど、彩色は同じに思える。

 次に見るのは、その顔だ。
 僕らがここにいることに、別に驚いているわけでもない。
 何か墓を荒らしに来たのかと侮蔑に満ちているわけでもない。
 ただ、無機質。

 否。 感情は、あるのだろう。
 まるで、仮面を貼り付けているかのような。 そんな違和感を覚える。
 僕が警戒して距離を測りかねていると、以外なところから射撃が飛んできた。

宮和「冬篠宮和、と申します。 こちらは和久津さま、我らが学園の君でございます」

「学園の君」

智「違うよ!?」

 そんなお姉様ちっくな称号を承った覚えは一度もない。
 援護射撃なのか、それとも狙撃なのか全く判別がつかないよこれじゃあ!
 あちら方も出し抜けにそんなことをいうから目を丸くしてるじゃん!

智「こほんっ! えっと、僕は……」

「知ってる」

智「えっ? 僕の事知ってるの?」

「昨日来てた」

 ああ、そういうこと。
 ということは、やっぱりあの時はこちらを見ていたんだ。


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