過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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38: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/03/18(月) 17:15:01.22 ID:+inXlueAo
凛(このままじゃ、いずれ……)

その戦いを間近で見ていた凛内心焦り始めている。
アーチャーがランサーの動きについていけるのは十分に賞賛に値するのだが、このままではジリ貧だ。
いつか捕まる。
かといってランサー相手に凛を抱えて逃げ切れるハズもない。

凛(何か手を打たないと)

そう思って、打開策を考えていると見事に不安が的中する。
今まで、ランサーの攻撃はアゲハ自身を狙うことに固執し、アゲハが向かってくる槍を打ち払ってきた。
だから、スピードで劣るアゲハでも対応出来ていたのだが――

一直線にアゲハの体を狙った槍は軌道を変えて横に薙がれる。

アゲハ「くっ!」

ランサーの膂力に右手のディスクは大きく弾かれる。
完璧に無防備な状態。
自ら作り出した隙に、ランサーはすぐさま槍を持ちかえてからの一突。

ランサー「これで、幕引きとしようぜ!! アーチャー!!」

ガキィィ!!

アゲハとて、ランサーとのスピードの差に気づかないわけがない。
いつか捕まることは分かっていた。
だからこそ、この千載一遇のこのチャンスを見逃さずに、左手の新たにディスクでランサーの長槍を払いのける。
完全に考えから除外していたアゲハの行動に、油断していたランサーの槍は大きく逸れる。



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