過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」 アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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◆jXxX9w2lpg
[saga]
2013/03/18(月) 17:15:27.43 ID:+inXlueAo
――ライズ全開
平均速度で劣るなら、最高速で勝ればいい。
瞬間的な肉体の解放。
その速度にはランサーでさえも反応できない。
一瞬でランサーの背後に周り込むと、アゲハは右手のディスクをランサーの首目掛けて振りぬく。
ランサー「――やるな、アーチャー」
アゲハ「ちっ!」
完全に仕留めたと思われたディスクをランサーは最少最速の動きで身を屈め躱す。
ランサーの背後への強烈な後ろ蹴りが、アゲハのみぞおちを捉える。
凛「アーチャー!」
アゲハ「くっ!……大丈夫だ遠坂」
大きく飛ばされてランサーとの距離が空く。
見た目の派手さ程のダメージはアゲハにはない。
ランサー「その能力、身のこなし、スピード。どれをとっても弓兵としては出来過ぎだが、問題はそこじゃなねえ」
ランサーの雰囲気が変わる。
今までの構えとまるで違う。
あのような構えから一体どんな攻撃が可能なのか。
ランサー「この技を使うからにもう逃げられねえ、覚悟しな」
アゲハ「……」
駄目だ。あの攻撃を受けては。
ランサーの言っていることは決して嘘ではない。
発動させてしまったら間違いなくアーチャーは負ける。
何とかしないと。
凛は直観的にあの槍の込められた魔力から良くないものを感じる。
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