過去ログ - 凛「おかえり。アーチャー」  アゲハ「ああ、ただいま。マスター」
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42: ◆jXxX9w2lpg[saga]
2013/03/18(月) 17:16:59.22 ID:+inXlueAo

刺し殺そうとしたそのとき、ランサーのはるか後方、廊下の端から夜科アゲハが叫ぶ。
士郎を殺そうとした手を一端止めて、ランサーは声のする方向を振り向く。
目に映るのは先程の謎の黒い物体。
叫ぶのとほぼ同時に撃たれたアゲハの流星はランサーの眼前にまで迫る。


普通の人間なら、反応すら出来ないタイミング。
しかし、最速の英霊ランサーはそんなものも苦もなく右手に握る長槍で叩き伏せる。

ランサー「わざわざ、叫んで注意をそらしたかったのか? なら残念ながらそれは失敗だな。背後から不意打ちすればなんとかなったかもしれないものの。このオレに飛び道具など――ぐつ!」

突如、右腕に走る鋭い痛み。
何か打ち抜かられた様な痛みにランサーも思わず呻く。
弾いたと思った流星は向きを変えランサーの手首を射抜いていた

ランサー「くっ! やっぱりテメエからか!」

サーヴァントを倒さずして他の目標を狩れることはなかった。
確実に士郎を殺すためには、目の前のサーヴァントから始末するしかない。


アゲハ「――ホーミングは2回」

標的をアゲハに変え、廊下を疾走する。
しかし、それでも遅すぎた。
最初のホーミング開始点を支点として、ランサーの腕を貫いた流星は再び稼働する。

それは、さながらギロチン台。
漆黒の軌跡はグルリと一回転してランサーの肘から先を綺麗に切り落とす。

いかに英霊と言えど切断されれば血も出るし、瞬時に生えてくることもない。
右肘からはボタボタと血が流れ、廊下には真っ赤な血だまりが出来上がる。

ランサー「!? 流石にこりゃ……」

アゲハ「もう、やめとけ。ランサー」

構えを解かずにアゲハが言う。
不審な動きを見せたら、容赦せずに撃つ。
そんな意思表示だ。

アゲハ「片手じゃオレには勝てねえ。終わりだランサー。それより結界の止め方を教えろ」

ランサー「……テメエは勘違いしてるようだから、言っておく。この結界はオレが敷いたモンじゃねえ」

アゲハ「あ? ふざけてんのか、お前?」

ランサー「そういきり立つなアーチャー。オレは嘘はつかねえ、今日ここに来たのも、結界に引き寄せられたサーヴァントを叩きにきただけだ。大体結界用意する奴が正面から戦うわけねえよ」

それもそうだなと、アゲハはランサーの言葉に納得する。
何より戦いの中で感じたランサーという人物はこんな卑怯な真似をするようには見えなかった。

ランサー「ま、せいぜい犯人捜し頑張ってくれや。それと今夜は中々楽しかったぜ」


気づくとランサーは切り落とされた自分の腕も掴み、窓のヘリに足をかけている。

アゲハ「まて!! ランサー!」

ランサー「じゃあな」



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