13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/03/17(日) 16:51:10.29 ID:AFo+xz7J0
おかげで、受験直前も焦ることはありませんでした。
合格最低点を遥かに超えて合格しました。
第一志望の、世間でも高学歴と呼ばれる大学に合格した時も、
まだナナは現実を見ていませんでした。まだ、だいじょうぶ。まだ、時間はあるから。
そう言い聞かせていました。
不安を、焦りを隠すため、自分自身をごまかすために。
本当は、少しだけ後悔もしていたのに。これでよかったのかな。これで、なんて。
大学のはじめの2年間はあっという間に過ぎてしまいました。
勉強をすることは苦ではありませんでした。受験の時にコツを掴んだようで。
そしてナナは成人して、お酒も飲めるようになって、ある日。
仲のいい友達たちとお酒を飲んでいる席で、友達がいいました。
『ああ、もうそろそろ、就職の事も考えないといけない』
それを聞いて、ナナは我に返りました。
あれ。ナナは、いつアイドルになるんだっけ。
今まで、何をしてたんだっけ。
気付きました。大学でやっていることは、高校でやっていたことと何ら変わりがないことに。
羨んで、望んで、憧れて。アイドルになるために何が必要かもわかりませんでした。
20Res/14.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。