過去ログ - モバP「天才発明家・池袋晶葉は揺らがない」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2013/03/22(金) 12:32:05.84 ID:2VWMQUCT0
時計を見る。10時28分。確実に時間は進んでいる。
時の流れだけは何者にも止めることは出来なかった。
「こら、君…私の話を聞いているのか」
我に返る。ああ、聞いていなかった。
すまない、ちょっと。すぐに戻るよ。
それだけを伝えて、俺は席を立った。
施設の外に出て、ボイスレコーダーを再生する。
「あー…テスト。ああ、そろそろ私に出会っている頃じゃないか」
「そうだな…ボイスレコーダーをどう渡すか、思案していると言ったところか」
「外に出てきたのは10時30分。そうだろう」
どうして分かるのか。天才ならではの推測なのか。
実はこの世界は晶葉に見せられてる夢で、それを晶葉は見ているんじゃないか。
そうとまで思えてしまう。だが、これは現実…のはずだ。
「さて…とりあえず、私に君への興味を抱かせてくれ」
興味を抱かせる?どうやって。晶葉はこの頃から天才で、大人の俺を軽く凌駕している。
その晶葉に、普通の俺が、晶葉が興味を持つ?
「きっと、俺にどうやって、だなんて思っているのだろうが…君は持っているはずだ」
「ずっとずっと、私の助手としてもやってきた…君は決して普通などではない」
「全てではないが、持っている。今の私の知識を、技術を…そのかけらを。そうだろう?」
「それらは当時の私ですら持ち得なかったものだ…だから、期待しているよ」
「私の、最高の右腕に」
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