過去ログ - モバP「天才発明家・池袋晶葉は揺らがない」
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46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:43:23.52 ID:2VWMQUCT0

[ プロデューサー side ]

走っていた。
ボイスレコーダーを探して、晶葉を探して。
だが、俺を相手にしてくれるのだろうか?

今はそんな事を考えている時間はない。
どうしたらいい?走るしか無い。

展示場近くの公園、路地まで1つ1つ見まわっていく。
汗が吹き出す。6月だ。少しずつ気温もあがってきている。
息も切れる、肺が痛い、苦しい。

靴だってランニングシューズじゃない。爪も割れているだろう。
けれど、それでも、走った。晶葉、晶葉。そう叫びながら。

道行く人は俺を冷ややかな目でみていく。
今はそんな事を気にしている場合じゃない。晶葉、どこだ。

見つからない。

結局、もといた展示場へと戻ってきていた。
家も何度もチャイムを鳴らしたが、いる様子もない。

ここに居なければ、俺はもう間に合わないかもしれない。
18時46分。もう時間はない。迷っている暇もない。

展示場へ向けて、駆け出した。
閉館時間は19時。まさに、時間に追われていた。




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