過去ログ - モバP「天才発明家・池袋晶葉は揺らがない」
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53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:47:53.93 ID:2VWMQUCT0

ああ、やはり。やはり彼女は、知ってしまっていた。
当然だ。未来の技術なんてものを、彼女の前に置いたから。
お腹をすかせた人の前に、ごちそうをおくようなものじゃないか。

そしていつかは答えに行き着いた。
きっと俺の知らないメッセージまで、全て聞いたのだろう。

19時18分。未だ霞むことなき黄金の月。

ポケットから、ゆっくりと取り出されたボイスレコーダー。
その、再生ボタンが押された。

『…あー…、そろそろ、テストは必要ないかもしれない、聞こえているだろう』

『私の予測では、ボイスレコーダーは池袋晶葉へ』

『…つまり私の元へと渡っているはずだ、今は天体観測をするため屋上にいる、そうだろう』

恐らく当たっているのだろう。晶葉の予測は、どうしてか外れない。

『18時14分…くらいか、恐らくな』

『空を眺めながら、ぼんやり…ああ、そんな話は求めてはいないだろうな』

『きっと、なんとなくわかってはいるんだろうが…』




『私は、池袋晶葉…ああ、8年後の、私だよ』




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