過去ログ - モバP「天才発明家・池袋晶葉は揺らがない」
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79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 13:05:23.28 ID:2VWMQUCT0

[ 池袋晶葉 side ・ 過去 ]

そのときの私は秋葉原まで出てロボットのパーツを買いに来ていた。
とにかく、人が多い。東京はそういうところだと分かっていたのに。

私は14歳になった。天才と呼ばれる人間ですら、私を天才発明家と呼ぶ。
何もかも、言う通りになったわけだ。

言う通りになった…いや、違う。私が、そうなるようにしたのだから。

ああ、今日は暑い。まだ夏には時間があるというのに。
白衣を着て来るべきではなかったのかもしれない。

おかげで、様々なキャッチに引っかかる。
私はベンチの影で小型ロボットに改良を加えながら休憩していた。

すみません、1枚いいですか。私はコスプレイヤーではない。
池袋晶葉さん、握手お願いします。芸能人というわけでもない。
ああ、君、可愛いな。モデルとか興味ない?私が興味があるのは、アイドルだけだ。

『あの、ちょっと、すみません。アイドルに…』

いい加減しつこい。どれだけの人間が私に声をかけてくる。
私に声をかけていいのは、彼だけなのだから。
暑さでストレスも溜まっていたので、振り返って、叫んだ。

「いい加減にしないか!私がアイドルになるときには、彼…が…かれ、が………」

「………」

「き、きみ…」

「どうして、私に声をかけた?」

『えーっと…なんというか、直感…っていうか』

『アイドルになるにふさわしい、と思う人だったから』







『だから、迎えに来た、って感じかな』




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