154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 02:25:04.93 ID:7LnCOhGJ0
「あらあら、美希ちゃんのおかげですっかり皆に火がついちゃったわねぇ〜」
右頬に手を当て、あずさはニコニコしながら皆が盛り上がるのを見つめた。
隣にいる千早も、穏やかに笑っている。
「何だか、美希が戻ってくるのが怖いと言っていた自分が馬鹿みたいです」
そう言う千早の背中を、あずさが笑いながらポンと押した。
突然押され、少し前のめりによろけた千早を、美希は容赦なく迎え入れた。
「千早さん、何してるの! 次、千早さんの番なの!」
「わ、私の番って、何の――」
「決意表明さー! あっ、そういえば貴音もまだ言ってないぞ!」
「私の望みは一つ―――これからもずっと、響の髪をサワサワしたいのです」
「あっ、ミキも久々に響の髪触るのー! ほら、千早さんも!」
「うぎゃあー! 止めろ、撮ってないで助けてぴよ子ぉー!!」
目の前ではしゃぐ皆を見て、律子はこの光景こそが、きっと雪歩が望んだものだろうと思った。
今、ここに彼女がいれば、どんなに喜ぶだろうか。
アイドル達のモチベーションは、心配いらないだろう。
きっと今の彼女達なら自発的に考え、レッスンやオーディションに取り組んでくれる。
私にも、何か出来ることをしなくては―――。
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