過去ログ - 少女「だーれだ」青年「だれだっけ」
↓ 1- 覧 板 20
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/27(水) 18:20:19.82 ID:rnWXANaZO
青年「ある日、とある人が『何か甘いものでも買ってきます』と言ったんです」
青年「しかし僕は、玄関のドアを開けようとするとある人の腕を引き、『僕が行くよ』と言いました」
青年「すると、彼女は泣いたんです」
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/27(水) 18:22:54.43 ID:rnWXANaZO
青年「『どんなものを買ってくるのかな』とか。『そういえば今日は誕生日だったな』とか。『何かサプライズでもあるのかな』とか」
青年「『それはとっても、楽しいんだろうな』……とか」
少女「やさしさは、甘いだけじゃないんですね」
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/27(水) 18:29:19.28 ID:rnWXANaZO
>>17
ありがとうございます!
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/27(水) 20:30:34.70 ID:rnWXANaZO
『可愛い』
少女「だーれだ」
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/27(水) 20:32:21.74 ID:rnWXANaZO
少女「でも、眼鏡とっても似合ってましたよ」
青年「あ、お好きですか? 眼鏡」
少女「べつに」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/27(水) 20:39:23.62 ID:rnWXANaZO
青年「もっと笑えば、もっと可愛いと思いますよ」
少女「……」
青年「そうやって、むすっとしない」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/28(木) 18:05:40.13 ID:sZjIVD37O
『風船と少年』
少女「だーれだ」
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/28(木) 18:12:42.88 ID:sZjIVD37O
青年「そうでしょう?」
青年「僕は真っ白い窓枠で縁取ったその絵をなんと名付けようかな、なんて。ぼんやり考えるのが好きでした」
少女「どんな名前にしたんですか?」
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/28(木) 18:27:59.46 ID:sZjIVD37O
少女「どうしてですか?」
青年「さあ。どうしてでしょう」
少女「いじわる」
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/28(木) 18:28:54.71 ID:sZjIVD37O
青年「とある人は風船のように自由な人でした」
青年「どうしてもやりたいことが見つかって、空を飛びたがっていました」
青年「最近、話しましたよね。僕がとある人を沢山泣かせてしまったと」
66Res/37.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。