863: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:26:46.09 ID:abMfBsPXo
「すごいよ雪歩! ぴったりだよ!」
「そうね。きっと向いてると思うわ」
864: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:27:35.73 ID:abMfBsPXo
「ど、どうして」
「本当に探していた物はもう見つからないし手に入ることはない。
だけど、その最期がきっちりと見れたことに私は満足しているのよ」
865: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:28:17.19 ID:abMfBsPXo
「真みたいに我那覇さんが起きるのを手伝いたいけれど、
私には何もできないし、かえって邪魔になるだけだと思うの」
「そのことに関しては天ヶ瀬冬馬に任せてあるし、
866: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:29:30.56 ID:abMfBsPXo
「ねえ千早ちゃん、良かったら私の」
「ねえ千早、良かったらボクと」
867: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:30:03.35 ID:abMfBsPXo
「二人共ありがとう。私は誰も知らないような場所で一人で住むわ」
「……いえ、二人で」
868: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:30:39.29 ID:abMfBsPXo
翌朝、
それぞれの荷物を持ってミンゴスの町の入り口に立っていた私達は
いきなりそれぞれの進行方向が違っていました。
869: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:31:18.44 ID:abMfBsPXo
「千早ちゃん、絶対お手紙書いてね」
「か、書くわよそれくらい」
870: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:32:07.53 ID:abMfBsPXo
「じゃあ、またね!」
「うん、ばいばい。千早ちゃん、真ちゃん」
871: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:33:15.31 ID:abMfBsPXo
「千早ーー! ありがとう!」
872: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:33:44.25 ID:abMfBsPXo
「――い?」
「――先生? どうしたの?」
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