過去ログ - まどか「ありがとう」
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83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:46:59.96 ID:YU5czjZ8o
「この靄と使い魔で道がわからなくなってしまったの」

「これは幻覚よ。――さやか」

「あいよ!」
以下略



84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:51:26.90 ID:YU5czjZ8o
22

無人の学校を瘴気の濃いほうへと歩いていくと、ひとつの教室にたどりついた。
本来なら黒板があるはずの教室前方に、意匠の刻まれた大きな鉄扉がとりついている。

以下略



85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:55:05.45 ID:YU5czjZ8o
《えへへ。ようこそ、みんな》

真っ白な部屋の中心で、まどかに似たなにかが嗤った。

「!」
以下略



86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 00:57:14.79 ID:YU5czjZ8o
「あんたぁ! まどかになにしたの!」

剣を構えるさやかに、闇は可憐に微笑んだ。

《これは『鹿目まどか』じゃないよ。その魂はもうわたしが食べちゃったから。だからこれはただのゴミ》
以下略



87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 01:02:32.67 ID:YU5czjZ8o
「こっちよ!」

空中からマミが十数のマスケット中に一斉に点火。
轟音を響かせて弾幕が闇の視界を埋め尽くす。

以下略



88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 01:05:36.26 ID:YU5czjZ8o
「ぐあっ!」

笑顔のまま、闇はさやかの首を掴んで持ち上げる。
ふわ、と闇が浮かび、さやかの足も床から離れた。
さやかが剣を取り落とし、闇の右手にすがる。
以下略



89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 01:08:34.38 ID:YU5czjZ8o
《わたしが教えてあげるよ、マミさん》

唇を歪ませて、闇が三人を見下ろす。
呻くさやかの両手に鎧篭手が現れる。ぞりぞりと模様が全身に広がっていく。

以下略



90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 01:11:34.36 ID:YU5czjZ8o
《あっはは! 苦しい? ねぇ苦しい? さやかちゃん!》

【ゴアアアアアアアアアッ!】

苦悶の声をあげるさやかから手を放し、闇は手を広げて高らかに嗤った。
以下略



91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 01:15:16.94 ID:YU5czjZ8o
「それじゃあ、さっそくだけど案内するよ。君のために部屋を用意したんだ。そこで、約束通り世界を変えようじゃないか」

《やった! 呪いと祟りで世界を埋め尽くしちゃおうよっ》

キュゥべえがしっぽを立てて歩き出す。
以下略



92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 01:19:50.70 ID:YU5czjZ8o
闇は微笑んで、指を離した。
ひょうと飛んだ矢が杏子の胸に直撃する。

「がは……ッ!」

以下略



93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 01:21:41.58 ID:YU5czjZ8o
23

ノイズがかったクラシックが流れている。
よく知るカフェに制服姿のさやかはひとり気怠げに座っていた。
夕日に照らされた店内にはほかに誰もいない。
以下略



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