過去ログ - 劇場版・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/29(金) 23:21:06.45 ID:4764DHEAO
〜29〜

上条「ただいまーっと、あれ?二人は?」

麦野「おかえり。あいつらならお風呂よ。泥んこになったから」

夕刻、上条が帰宅するとそこにはタオルを頭に被ったままF‐MEGAなるカーレースバトルゲームをしていた麦野が出迎えた。
その麦野もお風呂上がりなのか、ショートパンツにタンクトップに眼鏡、膝元にはメロンカップアイスと言うラフな格好であり。

上条「泥んこって、まさか追っ掛けられて転げ回ったのか!?」

麦野「ちげーよ」

ゲームに集中したいのかやや投げやりな説明ではあったが、今日一日の出来事をおおよそ上条に説明した。

上条「そっか、アリサの施設に。お疲れ様、本当にありがとう」

麦野「そう思うんだったら肩の一つでも揉んでくれたって罰は当たらない、って誰が乳揉めって言った!」

上条「ほらほら事故るぞ?って冗談だよ。悪い。お前には、いつも苦労かけっ放しですまないと思ってる」

麦野「――あんたの彼女になるってのはそういう事でしょう?」

そこで麦野はコントローラーを放り出して上条に背中を預ける。一ヶ月前、失いかけた体温に目を閉じて。

麦野「あのゴスロリ、多分あんたの言った通りだと思う。今日施設で同じ年頃のガキ共を見て尚更そう思ったわ。あれは別物よ」

麦野は思い出す。レディリーとすれ違う時に感じた寒々しさを。
あれは早熟だとか、天才だとか、そういう物では発せられない。

麦野「そのゴスロリ曰わく、明日あいつのデビューライブやるから来いってさ。あんたも行くでしょう?」

上条「もちろんだ」

麦野「そう。って言うか本当に肩凝ったからどうにかして――」

上条「もちろんだ」

麦野「何で電マ取り出してんだ!普通に肩揉めよ!おいコラ!」

上条「電マってこういう時に使うもんだろ?何想像してんだ?」

麦野「それはあんたがいつも

鳴護「歌詞!歌詞!歌詞!」

インデックス「ありさタオルー!」

上条・麦野「「あ゛」」

そしてヴィンヴィンと鳴る電動マッサージ機を手にした上条と、その顔を手で押しのけようとする麦野と。

上条「……た、ただいま」

鳴護「……お、おかえり」

入浴中に降って湧いた霊感(かし)を書き留めようとして慌てて飛び出して来た全裸の鳴護が鉢合わせて。

鳴護「……キャァァァァァ!」

麦野「……死ねェェェェェ!」

上条「不幸だァァァァァー!」

そして――


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