過去ログ - 劇場版・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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[saga]
2013/03/29(金) 23:24:25.07 ID:4764DHEAO
〜31〜
上条「ふーっ何とか運び終わった。ったく、沈利も俺より力持ちなんだから手伝って、くれる訳ねえよな」
その頃、上条は荷物を地下搬入口へと運び入れて、包帯を外しながら額に滲む汗を拭って一息ついていた。
日の当たらない地下搬入口は、頭上のステージ上のライトの熱さも機材の音も届かず、ひんやりと薄暗い。
コンクリートの冷たさに背骨に溜まった熱さが吸い込まれて行くのが心地良く、ついジュースなどを開け。
麦野「なーにサボって愚痴ってるんだにゃーん?かーみじょう」
上条「うわっ!?」
麦野「失礼な奴ね。肝試しのお化けだって来年まで出番なんてねえよ。あっ、私にもそれ一口ちょうだい」
口に含んだ真っ赤に実ったビタミーナを吹き出しそうになる。何と麦野が目の前まで下りて来たのだから。
麦野「あっ、おいしい」
上条「驚かすなよ……」
麦野「――私が殺し屋なら、今お前は誰にも知られず死んだぞ」
上条「!」
見知った顔に上条は胸を撫で下ろす間もなく、ジュースに口をつけながら一瞥をくれる麦野に凍てついた。
ラフな格好のまま部屋でゲームをしたり、ベッドで乱れる麦野の姿に慣れきって時に忘れそうになる事実。
麦野「ステージにはインデックスがサポートガールとして立ってる。耳にワイヤレスイヤホン付けさせて」
麦野が選り抜きの暗部の掃除屋だったという事実。その麦野が言う。インデックスは一昨日襲って来た……
ステイルとその弟子達の顔を完全に覚えている。故に群集に彼等が混じっていれば必ず見つけ出せるのだ。
そして麦野は今、ステージ周辺より魔術による狙撃や爆発物を仕掛けられるポイントを逆算しているのだ。
ステイルが如何に任務に徹しようとも、インデックスが鳴護の側にいるだけでその牙が鈍る事も計算して。
そしてインデックスが鳴護を守りたいという思いも織り込み済みだ。事の善悪などではなく是非によって。
麦野「――私を、非道い女だと思うか?」
上条「待て」
麦野「?」
上条「誰か来る」
冷笑を浮かべる麦野に上条が口を開きかけるも、続く言葉は紡がれる事なく声が潜められ、二人は物陰へ。
シャットアウラ「わかった直ちに向かう」
麦野「あれは……」
上条「――シャットアウラだ」
その横を、携帯電話片手にシャットアウラが駆け抜けて行った。
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