過去ログ - 劇場版・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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[saga]
2013/03/29(金) 22:49:29.66 ID:4764DHEAO
〜3〜
上条「今日はどこ行こうかな。お前どっか行きたい所あるか?」
麦野「第三学区で借りてるプールはこの間行ったし、CD屋で」
上条「お前もか。実は上条さんもCD屋に用があったんだよな」
麦野「うん、あんたが前に聞いてたARISAって子の歌。何か良い感じだったから探してみようかって」
上条「ミニアルバムの“ポラリス”だな。でもあれネットで落とすか路上ライブでしか買えないんだぞ?」
その後、セーフハウスから第七学区の歩道橋を二人で手を繋ぎながらブラブラと歩き、行き先を話し合う。
麦野が上条の右手を繋ぐのは、能力を封じるリスクを負ってまでも示したい彼女なりの信頼の証でもある。
この行き交う人波の中に自然に溶け込めるようになるまでを思い、上条は青空を見上げながら目を細める。
未だ夏の残り香を引き摺る九月にあって日差しは目映いが、風力発電機のプロペラを戦がせる風は涼しい。
その時だった。
上条「……あれ?」
麦野「この歌って」
上条「ARISAの“アタリマエの距離”だ。こっちだ行こうぜ!」
麦野「おいおい!」
その風に乗って聞こえて来た歌声に、上条は麦野の手を引いてエスカレーターを早歩きと走るの中間点で。
やっと手にした二人のアタリマエの距離を保ちつつトントンと下りて行き、引っ張られる麦野が苦笑する。
麦野「(こういう所見ると、こいつ年下なんだなって思うわ)」
自分が年上だと意識する事と相手が年下だと意識する事は似ているようで違う。少なくとも麦野の中では。
本気で腕相撲すれば自分が圧勝するが、今は痛いくらい手首に込められた痛みがただ何よりも愛おしくて。
鳴護「ありがとうございました!」
「すごいんだよ!」
上条「あれれ!?」
麦野「……あん?」
そして歩道橋から下り、歌声と人集りを頼りに目指した鳴護アリサの路上ライブで目にしたもの。それは
上条「あれ、ARISAと」
「すごいんだよ貴女の歌声!私の“心”にすごく響いて来て!」
鳴護「ありがとう!そう言ってもらえるとあたしも嬉しいかな」
黒山の中にも一際目立つプラチナブロンドの髪と、スノーホワイトの法衣に身を包んだ修道女(シスター)
麦野「インデックス?何してんのあんた」
禁書目録「あっ、とうまとしずり!」
インデックスである。
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