過去ログ - 小梅「いあいあm@ster」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 12:48:04.90 ID:Ir41JyUAO
「御馳走様でした」
「みく的にはかまぼこからはありにゃ。具体的にはすり身の加工品から。うろこの見えないやつ」
「じゃ、じゃあ、幽霊ホテル、行きましょう……!」
「そうですね」
「にゃーにゃー☆」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 13:06:07.66 ID:Ir41JyUAO
「ちひろ、さん……」
「はい、どうかしましたか?」
「あ、あの、愛梨さん、体はよくなりましたか」
「うーん、しばらく前から頭痛がするって言っていたのが、続いているらしいわ。近く、お医者さんに掛かってもらうつもりよ。仕事には支障がないっていうから、学業を優先した上で、激しい運動があるようなもの以外を、コンスタントに受けてもらっている状況ね」

以下略



12: ◆3feiQFueVc[saga]
2013/03/30(土) 13:08:39.69 ID:Ir41JyUAO
また夜に来ます。全四話予定。


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/30(土) 14:19:26.87 ID:jcJse3VvO
乙ー


14: ◆3feiQFueVc[saga]
2013/03/30(土) 21:59:06.66 ID:Ir41JyUAO
 あれから、三日目。

「煩わしい太陽ね。隻眼に星辰を見るものよ、共に麗しきゲヘナを築こうぞ!(おはようございます。小梅ちゃん、今日はよろしくね)」
「お、おはようございます、蘭子さん。よろしく、お願いします」

以下略



15: ◆3feiQFueVc[saga]
2013/03/30(土) 22:06:32.51 ID:Ir41JyUAO
 騒がしい夜でした。夜は、別に、静かな時間じゃなくて。どこに、何が、隠れているかもしれない、闇に動く、ものたちの時間で。
 ひとの時間では、ないの。

 女子寮の前に通りがかったときでした。

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:13:21.45 ID:Ir41JyUAO
「そう……それで、ふらふらしているところに、貴女が偶然出くわしたのね」
「は、はい、うん、そう」

 志乃さんはとろんとした流し目で、私に、「今日は、寮に泊まりなさい」といいました。「家に連絡しましょう。もう夜も深いわ」

以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:35:43.42 ID:Ir41JyUAO




18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:39:07.41 ID:Ir41JyUAO
 彼女が帰り道で見つけたそれは、全体にぬめりを帯びたような紫色の光沢を持つ、キチン質のように見えた。

「キノコーノコノコー」

 土から生え、生気を失い日陰で萎びるそれから声を感じた彼女は、それを菌類であると断定。大事に抱える植木鉢に、軽く周囲の土ごと掘り返して乗せ、急ぎ家路につく。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/30(土) 22:46:43.36 ID:Ir41JyUAO


 夢遊病とか、睡眠障害は、見つかりませんでした。慢性的な頭痛についても、脳波、CTスキャン、共に異常はなく、頓服として弱い睡眠導入剤が処方され、精神的な要因についても考慮するようにやんわりと伝えられたそうです。

「昨日ー、愛梨さんを見かけたんですよぉ。愛梨さんも、サンタクロース……じゃないですよねー、知ってますぅ。ふらふら飛んでて、声、かけたんですけどねぇ」
以下略



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