過去ログ - 大学教授「私がアイドルのプロデューサーだと」
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123: ◆HdrJTu3Tbs[saga]
2013/05/11(土) 13:34:21.81 ID:UT94v6DA0
なるほど、大学教授である私に対する仕事らしい。高木は足がかりにせよと言ったが、果たしてこの番組でどんなことをすればいいのやら。
もう一度書類に目を通すと週に一度、金曜夜の収録のようだ。私も今一度勉強し直さなければならない。


124: ◆HdrJTu3Tbs[saga]
2013/05/11(土) 13:37:27.91 ID:UT94v6DA0
「それから、音楽やダンスなどは京都でのレッスンに参加することになるようだが」

基本的には地元の歌手や俳優、アイドル、芸人の卵のレッスンに参加するようだが、50代の素人など邪魔にもなるだろうし悪い気がする。

「ああ、それについては、社長も快諾してくれてね。
以下略



125: ◆HdrJTu3Tbs[saga]
2013/05/11(土) 13:38:52.08 ID:UT94v6DA0
高木はそう言って、冷め切ったコーヒーを一気に口にいれると、

「そういえば、京都の支部で君の大学の学生がアルバイトとして働いているみたいだよ。杜若薫君というらしいが知っているかい」

「いや、知らないな。少なくとも私の講座にはいなかったよ」
以下略



126: ◆HdrJTu3Tbs[saga]
2013/05/11(土) 13:40:31.37 ID:UT94v6DA0
高木は私の答えを聞くと立ち上がり、

「それでは会議はここまでにしよう。わざわざ東京まで来たんだ。プロのレッスンを見学していってくれ。小鳥君は仕事に戻りなさい、夜にだるい家で一杯飲もう」

その場はこれで散会した。音無さんはやっとこちらの世界に戻って来たらしく、「ピヨッ」と一声鳴くと、冷めたコーヒーを無理矢理飲み干し、
以下略



127: ◆HdrJTu3Tbs[saga]
2013/05/11(土) 13:41:46.41 ID:UT94v6DA0
その後、私は高木に連れられてプロダクションの社長に挨拶をし、激励の言葉を貰った。その後はレッスン場に移動してレッスンを見学したり、高木がプロデュースしている女優のテレビ収録などを見学させてもらった。


128: ◆HdrJTu3Tbs[saga]
2013/05/11(土) 13:44:49.65 ID:UT94v6DA0
夜には高木に連れられて「だるい家」という寂れた居酒屋に入った。中では音無さんが既に出来上がっており、店員と思われる若い女性に絡んでいた。もう1時間も飲んでいるらしく、結局高木は早々に音無さんをタクシーに詰め込んで、送っていってしまった。呆気に取られて一人で寂しく飲んでいると、先ほど絡まれていた女性の店員が話しかけてきた。小川さんというらしく、普段は昼間だけのシフトなのだが、今日は仕事を終えて帰ろうとしたときに音無さんがやって来て絡まれたということで、今もなし崩し的に店員の仕事をしている


129: ◆HdrJTu3Tbs[saga]
2013/05/11(土) 13:46:07.91 ID:UT94v6DA0
それから、よく来るという高木と音無さんの話をしてくれた。一人酒の肴には些か面白すぎたが、音無さんの新たな一面を見れたように思う。高木にしろ、音無さんにしろ、アイドルというのはああした破天荒なところがあるのかもしれない。そう思うとこれから先のプロデュース業に一抹の不安を抱いた。
高木は音無さんを送り届けて帰って来たが、あいにく新幹線の発車時刻も迫っていたので、酒はまたの機会に、ということになった。


130: ◆HdrJTu3Tbs[saga]
2013/05/11(土) 13:47:32.49 ID:UT94v6DA0
帰りの新幹線に乗り、ふと携帯電話を開くと、見慣れないアドレスからメールが届いていた。

「今日はありがとうございました。新幹線の中でのお話、面白かったです。無事に家まで帰ってきました。先生のような人がいる大学に行けたらいいなと思います。失礼します。
秋月律子」

以下略



131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage ]
2013/05/11(土) 15:26:12.61 ID:ZqIIpC/Do
だるい家とか久しぶりに見たわww
アケマス懐かしスww


132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/12(日) 12:10:08.56 ID:QuZLRoABO
復活してた!期待


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