過去ログ - ほむら「ワルプルギスの夜が来る」
↓ 1- 覧 板 20
59: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:42:03.36 ID:AqaLWW9r0
数日後。
ほむらは当初こそ泣き出してしまったことを恥と思い、からかってやるととても可愛い反応(あたしが嫁にしようと決意するくらいの)を見せてくれた。
しかし、やりすぎたのかあたしのことを完全に無視するようになり、必要最低限の会話すら仁美や杏子やマミさんを通じてしかしてくれなくなった。(マミさんはきっとまだ可愛い反応を見せてくれるだろうが、先輩の威厳をあんまり崩すのも忍びないのでからかってはいない)
60: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:42:29.73 ID:AqaLWW9r0
と、内心ほくそえんでいると、ほむらが手招きをして仁美を呼び寄せ、何かを耳打ちした。
「『もう怒っていない。許すから今度からは普通に話しかけてきてもいいわよ』だそうです」
61: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:43:06.07 ID:AqaLWW9r0
その日の放課後、あたしはほむら、仁美と三人で下校しようとしていた。
「仁美ー、一緒に帰ろー」
62: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:43:39.20 ID:AqaLWW9r0
結果から言って、あたしはその日の魔獣退治を休んだ。
『私、上條さんのことをお慕い申し上げておりましたの』
63: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:44:12.62 ID:AqaLWW9r0
悔しいけど、きっとできていなかったのだろう。
でも、もうどうにもならない。割り切らなきゃ。
割り切るには、そうだ、魔女狩り。
64: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:44:47.15 ID:AqaLWW9r0
勢い勇んで家を飛び出したはいいものの、魔獣の反応が全然ない。
やっぱりあらかたマミさん達が狩っちゃったのかな。
いや、ここで諦めちゃダメだ!!あたしは魔獣を狩らなきゃいけないんだから。
65: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:45:21.95 ID:AqaLWW9r0
でも結局、魔獣が見つかったのは暗くなってからだった。
……暗くなってから?
あたしはそこで初めて自分が丸一日徘徊していたことに気づいた
66: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:45:54.34 ID:AqaLWW9r0
あたしの武器は剣。ともあれ間合いに入らなければと思い、あたしは魔獣の攻撃を避けながら前へ出た。
両手に剣を出現させ、目前の2体を切り払う。反撃を避けながら追撃。
マミさんのようにはいかないけれど、魔獣の中心であたしはまるで舞うように戦った。
67: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:46:24.82 ID:AqaLWW9r0
さて、言ってみたはいいものの体が動かない。少しずつ食らったダメージが響いてるみたいだ。
だったら
68: ◆YfJASHZQTM
2013/03/31(日) 19:46:50.15 ID:AqaLWW9r0
「おい、さやか」
「なによ。言っとくけど、着いてこないでよね。
この中ではあたしが一番後輩だからね、もっと魔獣を殺さなきゃ。それがあたしの存在意義なんだから」
161Res/83.32 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。