7: ◆GorJQ6qPNeO8[saga]
2013/04/02(火) 01:54:10.43 ID:DjLuhO3Wo
「私は趣味で描いてるだけだからいいのよ。
仕事にするならこういう風に絵をみたり売ったりするほうが向いてるの」
それよりも、と薫は軽く舞を睨みつける。
「舞は仕事で描いているんだから、趣味のほうの絵は仕事が終わってからにしなさい。
あと、今日満が帰ってくるのよ、良かったら家に来ない?ご飯食べましょうよ」
放っておくと何時間でも完成しない絵を描き続けると思った薫は、舞を夕飯へ誘った。
「一緒に作りましょう」
断ったら許さない、というように薫は舞の手を引いた。
「えっと……仕事が……」
「私がみてないといつまでも大空の樹を描き続けるでしょ。
今日は家でご飯食べて泊まって明日私の監視のもと仕事片付けてもらうわよ。
ほら、いくわよ」
絵描き道具を取り上げ、それらを手早く洗うと仕事用の服のままの舞を部屋から引き摺り出した。
「わ、ちょっと……着替えだけさせてよ」
「そんなのいらないわよ。家に舞の服も下着も数着あるし、別に歩き回るわけじゃなくて下降りて車乗るだけだもの」
はやくしないと満が帰ってきてしまう、と薫は無理矢理舞を引っ張って行った。
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