過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/06/24(月) 00:08:35.22 ID:Q/pVMErx0
ダ ー ク マ タ ー アクセラレータ
「展開できねェ拡張子のついたファイルを、手持ちのソフトで展開できるよォにエンコードしたらどォなる?」
即ち、解析。未知を既知へと変える作業にして、『一方通行』という能力の本質。
ベクトルの操作、それに付随する攻撃スキルなどただのおまけに過ぎない。
それこそが一方通行の能力の真髄であり、『第一候補』に置かれる理由。
「……出来たら、な。悪いが俺は大人しくそれを待ってやるほどサービス精神に溢れちゃいねえぞ」
そして、激突。
当たり前のように空を舞う双方から決して少なくない血が噴出し続けている。
それでも二人は戦いをやめることはなく、文字通りの頂上決戦を繰り広げていた。
周囲を撒き散らす烈風と衝撃波で破壊しながら。
だが全くの互角に見えた両雄の戦いは、少しずつ、だが確実に動きを見せていた。
釣り合いのとれていた天秤が徐々に一方へと傾いていく。―――即ち、一方通行へ。
一方通行が一棟のビルの屋上にトン、と降り立った。
ほとんど全てのビルが二人の戦いによって薙ぎ払われてしまったため、最初二人が激突した位置からは少しズレた場所だ。
靴底で軽くアスファルトを叩くと、あっさりとコンクリートは砕け大量の破片が生み出される。
「ダンスの時間だ。踊れよ第二位」
一方通行はまるで踊るような動きで、二段蹴りの要領で次から次へとコンクリート片を蹴り出し垣根へと射出する。
ゴバッ!! と空気を破裂させ、先ほどと同じく超電磁砲以上の速度で幾つもの衝撃波が放たれた。
「ハッ、同じパターンとは芸のねえ野郎だ―――!!」
ただ一つ違ったのはその数。
まるで弾幕を張るように、一方通行に射出された数多の衝撃波が垣根を襲う。
だが垣根は避けない。先ほどと同じように、六枚の翼にありったけの力を込めてそれらを薙ぎ払っていく。
巨大な衝撃波同士がぶつかることで、もはや何度目か分からない空気の爆発が巻き起こる。
何度も何度も何度も何度も薙ぎ払い、ようやく全てを撃ち落した垣根は己が不注意を呪った。
(抜かった―――!!)
やっと開けた視界に、一方通行はいなかった。
目くらまし。その単語が垣根の脳裏をよぎった。
そしてその予感は、果たして当たっていた。
垣根が衝撃波に対処している間に、一方通行は垣根の背後に回りこんでいたのだ。
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