過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
1- 20
627: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/01(月) 23:55:24.15 ID:eukE64Mw0
壁に背中を預けた垣根がそう言うと、

「でも、統括理事会に殴りこみなんてして大丈夫なの?」

美琴の言う大丈夫、とは何も戦力的な意味合いで言っているのではない。
法律を気にしているわけでもない。
だがそれには一方通行が答えた。

「対策はしてある」

言って、一方通行は携帯を取り出し、どこかへと電話を掛け始めた。
すぐに通話は繋がったのか、一方通行は開口一番に、

「そっちの手筈はどォなってる」

相手の声が美琴や垣根にも僅かに聞こえてきた。
何を言っているのかまでは聞き取れないが、どうやら電話相手は男性のようだ。

「その必要はねェよ。今俺は潮岸の隠れ家のすぐ近くにいる。
オマエらは来ンな。邪魔だ」

拒否を許さぬ強い口調で一方通行がそう言うと、電話相手の声が少し大きくなった。
だが一方通行は顔色一つ変えることがない。

「それは分からなくねェが、親船と貝積はもォ帰らせろ。
同権限者視察制度を発動したなら後はこっちでやる」

なおも相手は何か渋っているらしく、一方通行の口調も僅かに荒くなる。

「―――ゴチャゴチャうるせェな。こっちには第二位と第三位がいる。
オマエらが来たところで足手纏いなンだよ」

第二位と第三位。その単語に反応したのだろう、電話相手が大声をあげた。
何か怒鳴っているようで、一方通行も思わず携帯を耳から遠ざける。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/821.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice