過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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765: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/09(火) 23:13:59.73 ID:pV7ChZsi0
「えっとつまり、一方通行が無害と認識して受け入れてしまう有害、ってことでいいのよね?」

美琴が確認すると、垣根は小さく頷いた。
何ととんでもないことをしているのだろうかこの男は。

「……アンタさ、さも『簡単だろ?』みたいに言ってるけど。
そんなことアンタ以外に出来る奴なんているわけないでしょうが」

もしかしたら『反射』を破れる人間は世界中探せば見つかるかもしれない。
だがそんなとんでもない方法を使えるのは間違いなく垣根だけだ。

「はっ、そりゃその通りだわな」

「そうよ。大体何なのよその反則的な能力は。
アンタ一体どんな『自分だけの現実』観測してんのよ」

戦闘能力的にはどうか知らないが、はっきり言って一方通行より未元物質の方がよほどトンデモのように思える。
この世界にない物を生み出すなど到底常識では測りきれない。

「んなこと言われたって知らねえよ」

「つかさ、何かアンタ翼生えてなかった? あれは何なの?」

「ん、これのことか」

不意に垣根の背中から天使の如き翼が六枚出現する。
僅かな発光を伴って、悠然と夜の漆黒を切り裂いて純白が浮かび上がった。
垣根が能力を全力で行使する際、何故か出現してしまうそれ。

「そうそう、それ。何よその翼。メルヘンっていうか何て言うか……」

「心配するな。自覚はある」

「何か変な触り心地ね……堅いような柔らかいような、何とも言えない感じが……」


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