過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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869: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 00:45:54.89 ID:Ey27nqdF0
「ちょっと待って。アンタ、それ、もしかして中身は……!!」

「察しがいいね。『細菌の壁』って言うんだけどね。
ロシア政府の最重要機密の一つ。核兵器発射施設が占拠された時の対策。
施設には傷をつけずに人員だけを確実に殲滅する生物兵器だよ」

「―――自分が何を言ってるか、本当に分かってんの……っ!?」

「? 分かってるよ?」

きょとんと、何を言っているのか分からないといった風に円周は小首を傾げる。
美琴は円周との間に決定的で致命的な温度差を感じた。

(もしかして……こいつ……)

「感染経路は空気感染。しかも呼吸器だけじゃなく皮膚からも血管に入り込む特別仕様でっす。
油分を分解するおまけ効果もあるから対BC兵器用の防策も無意味だよ。
一度散布されれば確実な死を提供します。そうだよね? 乱数おじさん」

「馬鹿野郎ッ!! 何考えてるのッ!!」

美琴は反射的に大声で怒鳴っていた。
まるで何でもないことのように言う円周が恐ろしくすらあった。

「そんなことしたら取り返しのつかないことになる!!
バイオハザードが発生するわよ!! アンタだって感染は避けられない!!」

「そうだねー。でも結果を求めるなら代償は必要だと思うな。
そこで自分をモルモットみたいにするのは『木原』らしくないかもしれないんだけどね。
他の方法じゃあ美琴お姉ちゃんには通じそうにないから仕方ないよね」


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