過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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897: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/15(月) 01:28:41.69 ID:Ey27nqdF0
垣根帝督は、美琴より上位の超能力者だ。
未元物質は、超電磁砲より高位の能力だ。
にも関わらず、第三位の超電磁砲はEqu.DarkMatterに勝ててしまう。
気に入らない。

「勝手にあいつの力を利用してんのもクソムカついて仕方ないけど」

勝手に自分の能力を利用される腹立たしさは美琴も知っている。
妹達。美琴の生体クローンである彼女たちは、当然美琴の了承の元作られた存在ではない。

「挙句そんな自慢げに披露した代物がオリジナルより劣化してるなんてね。
そんな出来損ないで誇らしげになってんじゃないわよ。アンタら、あいつを馬鹿にしてんの?
垣根帝督は、『未元物質』は、間違ってもそんな程度のもんじゃない」

無許可で勝手に人様の力を悪用し、劣化品を生み出し、自慢げにはしゃいで。
どうしようもなく垣根を馬鹿にされている気がして、腹が立った。
奇しくもそれは、ファイブオーバー・モデルケース・レールガンに怒りを見せた垣根と同じだった。

Equ.DarkMatter。それはたしかに工業的価値は高いのだろう。
人体から切り離した装備品であるが故に誰でも装備できる。
たとえオリジナルより力が劣っていようと、素質を必要とせず万人が扱えるというのは大きいだろう。
一の完成品より、一〇〇の及第点。それは理解できる。
だがそれでも、自分が『未元物質』を上回ってしまうことに美琴はどうしても納得が出来ない。

御坂美琴の知る垣根帝督は、彼が発現させ育て上げた『未元物質』はもっと途轍もないものだ。
超電磁砲をあっさりと弾き、一方通行と互角の死闘を繰り広げ、覚醒を経て更に上の次元にまで手を伸ばした。
それが学園都市第二位で、垣根帝督だった。
間違っても自分が勝てる相手ではない。なのに、別に自分が成長したわけでもないのに、どうして勝ててしまう。


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