過去ログ - 暦「火憐ちゃん、ごめん」
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404: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 17:55:08.87 ID:PGWDh4gJ0
火憐「相変わらずだよな。 兄ちゃんはさ」

火憐「惚れるよ。 本当に」

火憐は笑い、そう言ってくれた。
以下略



405: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 17:55:35.53 ID:PGWDh4gJ0
僕はそれを聞き、黙って火憐の元へと近づく。

ったく、図体だけでかくなりやがって。 別にいいけどさ。

そして、近づいてくる僕を見て、火憐がなにやら恥ずかしそうにしていた。
以下略



406: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 17:56:21.63 ID:PGWDh4gJ0
暦「火憐ちゃん、ごめん」

火憐「謝る事じゃねえよ。 確かに、良く分からない事が起きて、あたしも訳が分からなくて。 だけど、それでも兄ちゃんはこうして来てくれたんだから」

火憐「それだけで、充分だよ」
以下略



407: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 17:56:58.09 ID:PGWDh4gJ0
火憐「だから謝るなって、なんだかあたしが悪いみたいじゃねえか」

火憐「てか、何泣きそうになってるんだよ! なっさけないなぁ、兄ちゃん」

暦「うるせえ。 うるせえよ、火憐ちゃん」
以下略



408: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 17:57:46.51 ID:PGWDh4gJ0
何分か経った後、ようやく僕と火憐は離れる。

と言うか、途中で何回かキスをしそうになって(一応言っておくが、ただのスキンシップだ)この雰囲気でキスをしたらヤバイって自制が働いて、なんとか堪えていたのだけれど。

そう何度も自制は効きそうになく、とりあえず一回離れようと言う事で抱きしめ合うのをやめたのである。
以下略



409: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 17:58:13.34 ID:PGWDh4gJ0
火憐「兄ちゃんから? 珍しいな。 言っておくけど、月火ちゃんを倒して来いってのは無理だぞ」

いつか僕が言った台詞。 多分、僕の真似なのだけれど、思いの他似ていた。

暦「あははははは!」
以下略



410: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 17:58:39.87 ID:PGWDh4gJ0
火憐「え? 良いの?」

なんで嬉しそうなんだよ。 そこは「兄ちゃんを殴る事なんて出来ないよ」とか言っておけよ。

暦「一発だけな、二発は許さないぞ」
以下略



411: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 17:59:07.29 ID:PGWDh4gJ0
との訳で、僕は綺麗に吹っ飛んだ。

つうか、マジで遠慮無しだった。

この前の風呂で殴られた時よりも本気だったぞ。
以下略



412: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 18:00:04.24 ID:PGWDh4gJ0
吹っ飛んだついで、先程入ってきた扉に頭を思いっきりぶつけた。 いや、マジで痛い。

火憐「どう見ても大丈夫じゃねえけど。 あたしが殴っといてあれだけどさ」

火憐「ってか、血でてんぞ、兄ちゃん」
以下略



413: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/15(月) 18:01:04.83 ID:PGWDh4gJ0
暦「見とけ、火憐ちゃん。 これが僕だ」

そう言い、先程切った傷口を火憐に見せる。

狙いは、最初からこれだった。 もう、火憐に対しては嘘を付きたく無かった。
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