467: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:50:55.16 ID:7T0TV7XF0
火憐「レ!」
と言い、言い。
なんでお前、僕の隣まで来れてるんだよ。
468: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:51:54.08 ID:7T0TV7XF0
暦「いやいやいやいや! おかしいだろ! なんだよそれ反則すぎるだろ!」
暦「何、何それ火憐ちゃん。 なんで僕の三十歩より、火憐ちゃんの六歩の方が大きいんだよ。 つうか一歩でお前、何メートル進んでるんだよ!」
火憐「おいおい、負け惜しみか? 情けないぜ、兄ちゃん」
469: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:52:25.41 ID:7T0TV7XF0
火憐「上等だ! よーし。 行くぜ」
と火憐も啖呵を切り、僕と勝負すべく腕を構えた。
じゃんけん、ぽん。
470: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:53:14.96 ID:7T0TV7XF0
回想終わり。
との訳で、火憐がそろそろ僕の視界から消えそうになってしまった所で、僕は火憐に声を掛けたのだった。
今はその遊びもやめて、再び並んで歩いている。
471: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:53:57.91 ID:7T0TV7XF0
暦「だな。 いっつも月火ちゃんと居たしな、火憐ちゃんは」
火憐「そうか? いつもって訳でも無いけど」
火憐「てか、月火ちゃんと一緒に居なくても、兄ちゃんが遊んでくれたとは思えないんだけど」
472: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:54:45.99 ID:7T0TV7XF0
暦「間違い無くそうだろ。 これからマジで、どうすればいいんだろ」
火憐「弱気になるなって。 何があっても兄ちゃんはあたしが守ってやるからよ!」
立場逆じゃん、これ。
473: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:55:46.27 ID:7T0TV7XF0
以上で第十二話、終わりです。
続いて第十三話、投下致します。
474: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:56:46.79 ID:7T0TV7XF0
火憐「そんな怒るなって、もう終わった物は仕方ないだろー?」
朝の十時。
僕と火憐は仲良く、公園のベンチに隣同士で腰を掛けていた。
475: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:57:35.28 ID:7T0TV7XF0
暦「けどさー。 だけどさー」
暦「なんで、朝飯代で既に五千円消えてるんだよ。 なあ」
火憐「うーん。 兄ちゃんが食べすぎたんじゃないか?」
476: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/04/18(木) 13:58:05.00 ID:7T0TV7XF0
火憐「そのお茶が原因じゃねえのか?」
結論が出たのか、火憐は僕が片手に持っているお茶を指差した。
暦「おにぎり一個百二十円だろ。 で、二個で二百四十円だよな」
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