過去ログ - 【まどか×PSYREN】ほむら「結構よ、指を咥えてそこで見ていなさい。夜科アゲハ」
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284: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:28:10.75 ID:qxkYAYAJo
「心配してる? 笑わせないでよ! いつでも戦う力を持てる立場にいるのにそれを拒んでるあんたにそんなこ
と言う資格があるわけないでしょ!? それとも何?私に代わってあんたがこんな石ころになって戦ってくれる
っていうの?」

 なおも叫びは続きます。もしかしたら言っている本人が一番傷ついているのかもしれません。
以下略



285: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:29:05.68 ID:qxkYAYAJo
 バチンと私は携帯電話を閉じました。
 細かい裏路地をグネグネと移動するさやかちゃんを私たちは追いかけ続けています。多分時間にすれば十分そ
こらなのだと思います。けれど、私にはとても長い時間に感じられました。

「チッ! こんなときに」
以下略



286: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:30:01.65 ID:qxkYAYAJo
 その結界には祈りを捧げるような黒い影の女性と絵にかいたような形をした太陽しかありませんでした。
 そして、さやかちゃんは黒い影のと対峙して笑っていました。
 陰から伸びる魔手がさやかちゃんを捉えます。そして、飛沫が飛び散りました。

「さやかちゃぁん!!」
以下略



287: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:31:07.76 ID:qxkYAYAJo
「やめてよ、もうやめて」

 私の声はもう届かないのかもしれません。

 さやかちゃんの笑いが止むと魔女の結界も姿を消し、私たちは元の路地に戻ってきました。
以下略



288: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:32:06.42 ID:qxkYAYAJo
「嘘だろ!?なんなんだよ、これッ!!」

 ぐったりとしたさやかちゃんの体を抱え、杏子ちゃんは呟きます。

「さやかちゃん?ねぇ、さやかちゃん!」
以下略



289: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:33:08.21 ID:qxkYAYAJo
「やはり気のせいじゃないみたいだ」

 ほむらちゃんと一緒に来た男の人が呟きました。その表情にゾッとします。

「ほむらちゃん。あれがその倒れてる子の魂のなれの果てだね?」
以下略



290: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:34:02.00 ID:qxkYAYAJo
「その程度では私は倒せないわよ!無様ね!!」

 ほむらちゃんは叫びながら、大きな音がする銃を連射しています。
 ほむらちゃんに向けられる攻撃は徐々に激しさを増していきます。
 四つほどだった車輪の弾幕はそのネズミ算式にその数を増していきます。
以下略



291: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:35:17.94 ID:qxkYAYAJo
 魔女の結界が解けます。男の人の姿はもう路地を曲がって消えるところでした。

 私は倒れたさやかちゃんに駆け寄ります。

 しっかりと息をしています。ほっぺにもちゃんと血が通っているみたいです。
以下略



292: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:36:01.75 ID:qxkYAYAJo





以下略



293: ◆FLVUV.9phY[sage saga]
2013/05/15(水) 23:37:14.21 ID:qxkYAYAJo
 私は背中にさやかちゃんを背負ったほむらちゃんと一緒に夜の道を歩いています。

「ねぇほむらちゃん。キュゥべえから聞いたんだけどね、ワルプルギスの夜って言う魔女がこの町に現れるって
いうのは本当?」

以下略



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