過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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385: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/05/06(月) 01:30:18.83 ID:Wc3NQm/A0


大神「……」

大神さんが、僕らの前に立つ。
何も言わない。
僕たちも、何も言わない。
もう、言葉を交わす必要はないんだ。

大神さんが勝者で、僕らが敗者。
ただ、それだけのことなんだ……。

大神さんが、拳にエーテルのようなものを纏わせている。
おそらく、その一撃で僕らは灰すら残さずに消え去るだろう。
パーティの皆には迷惑をかけた。
戦刃さんは…そっか、逃げられたみたいだね。
彼女には、あらかじめ言って置いた事があった。


──

苗木「ねえ、戦刃さん」

戦刃「どうしたの?」

苗木「もし、僕らが負けて、死ぬようなことがあったら…何も言わずに、見捨ててほしいんだ。君は正式なメンバーじゃない。だから逃げられるはずだよ」

戦刃「でも、協力する限りは…」

苗木「うん。分かってる…でも、違うんだ。僕らの為にも、見捨ててほしい」

戦刃「え?」

苗木「僕らが死んでも、戦刃さんが生き残って、狛枝先輩の元に帰れば、きっと狛枝先輩は僕たちの遺志を継いでくれる…きっとこのゲームを、終わらせてくれるはずなんだ」

戦刃「…苗木、君」

苗木「お願いだよ、戦刃さん」

戦場「……分かった。約束するよ」

──


苗木(これで、僕らの遺志は……狛枝先輩が受け継いでくれるはずだ………)

ふと見上げると、大神さんがエーテルを纏った拳を振りかざしている姿が見えた。
…目を閉じた。

もう、時間はない。
僕らは……

大神「……はァ!!」





…。
……。
………。

……いつまで経っても、何も起きない。
もう、僕らは死んでいるはずだ。
なのに、どうして…?
僕は恐る恐る目を開けると、そこには……





七海「…くっ、ぅ……」





七海ちゃんが、シールドを展開して僕らを守ってくれていた。



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