過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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731: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/07/01(月) 21:01:14.04 ID:Uk9mNFms0

九頭龍「あれから何度もお前と戦ったけどよ……結局勝てなかったよな」

辺古山「……そうですね」

九頭龍「最初はそれこそ、負けてたまるかって気持ちで戦ってきた」

九頭龍は目を閉じる。
それは、今までの敗北。
そして、その度に自分を心配する幼馴染の姿。
自分が求めていたのは、そんなものじゃない。

九頭龍「だけどさ…違うんだよなあ。俺は、お前に勝ちてえんじゃねえ…認められてーんだ」

辺古山「認める…?」

九頭龍「ペコ、俺はお前と対等でいたい」

辺古山「ぼっちゃん…それは」

九頭龍「ああ、分かってる。お前は俺に尽くす、その為に生きてきたのは知ってる」

拳を握る。
自分が望んできたのは、幼馴染に尽くされる事じゃない。
幼馴染の隣をただ、歩きたかった。

九頭龍「だからこそ、俺はお前に守らなくても生きていけるって証明するんだ」

辺古山「ぼっちゃん…」

九頭龍「勘違いするなよ?お前を不要だなんて思ったことはねえ…ねえけど、このままの関係を続けるのも嫌なんだ」

九頭龍「だから、俺はお前を倒して、俺の方が強いってことを証明する」

辺古山「……強く、なりましたね」

九頭龍「まだだ。俺はお前に勝ってねー。俺が、お前に勝って、初めて俺たちは対等になれるんだ」

そう言い放ち、刀を鞘から抜く。
肺の奥底から空気を吐き出し、精神を統一していく。

辺古山「分かりました──私も、本気で行きましょう」

辺古山も、九頭龍の覚悟を理解し、構える。

辺古山(本当に、ぼっちゃんは強くなった)

辺古山(いや、私が気付かなかっただけか。護る事ばかりを考えて、ぼっちゃんの真意を知ろうとも知らなかった)




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