過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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732: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/07/01(月) 21:09:38.53 ID:Uk9mNFms0


──だからこそ。
だからこそ、自分も負けるわけにはいかないと悟る。
ここで九頭龍の覚悟を汲み取り、【上手に】負けることは簡単だ。
だけどそれは九頭龍が許さないし、何より自分も許せなかった。
自分の生きざまを、ほいほいと変える事なんて出来るわけがない。
だからこそ、全力でぶつかり、そしてその結果が出た時──全てを受け入れよう。
勝っても、負けても、受け入れよう。

辺古山「……」

九頭龍(な、なんつー殺気だよ……!)

生まれて初めて感じる、幼馴染の全力。
本当に今までの自分の戦いは、彼女にとっておままごとなのだと、理解させられた。
だけど、それでも退くわけにはいかない。

九頭龍(俺も、ダチの想いを背負ってんだ…負けるわけにはいかねえ……!)

抜身で構える九頭龍とは違い、辺古山は居合の構えで静かに静止している。
静かに放たれる気迫は今までとは比べ物にならないくらい重く。
彼女が自分の想いを理解してくれた証の様に思えた。

九頭龍(ああ、そうだペコ。本気で来い…本気のお前を倒して、初めて俺は…お前と──!)

震えが止まる。
身体が軽くなる。
前を見据える。

九頭龍「──っおおおおおお!」

駆ける。

勝負は一瞬。

一太刀入れられれば、死は免れない。


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