過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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744: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/07/01(月) 23:15:54.73 ID:Uk9mNFms0


罪木(私は、何を…してるの…?)

目の前で行われる凄惨な暴虐。
その光景を前に、罪木は何をする事も出来ず、涙を流していた。
何もせず、ただそれを見つめていた。

罪木(日向さんや日寄子ちゃんの為に頑張ろうって決めたのに…私は、何をしてるの…?)

罪木(どうして豚神さんが殴られているのを見て、何もしないで、死ぬのを待っているの…?)

けれど、どうする事も出来ない。
自分は非力だ。
例え立ち向かったとしても、一瞬でやられてしまうだろう。
先に死ぬのが自分か、豚神かそれだけの差だ。
どうして自分には力が無いのだろう。
どうして自分には勇気が無いんだろう。

罪木(私は結局…ただ足を引っ張るだけの……役立たず…)

罪木(私、なんでここにいるんだろう…?)

罪木(いっそのこと……死んだ方が良かったよ……)





「──ふざけるな!」





罪木「……ぇ?」


その声は、心の内から。
決して誰にも聞くことができない。
罪木だけが聞くことのできる、声。

「なに勝手に諦めちゃってるの〜?それじゃあ家畜以下だよ?分かってる?」

罪木「でも、私には……何も」

「バカじゃないの?誰もアンタに期待してなんかいないよ」

罪木「……っ」

「……いいじゃん、期待されてなくてさ」

罪木「──え?」

「大事なのはさ、アンタがどうしたいかだよ?」

罪木「私が……」

「うん。アンタはここで諦めて死ぬ?」

罪木「……」

「何もできない、役立たずのまま、惨めに死ぬ?」

罪木「……いや」

「聞こえないよ。声小さいんだからもっと大きい声で言え!」

罪木「嫌!!」

「そう。じゃあ頑張りなよ。アンタみたいなゲロブタでも、何かできることがあるかもしれないよ?」

罪木「……うん、ごめん。日寄子ちゃん、弱音はいちゃって」

西園寺「いつもの事じゃん。そんなウジウジしてるからいつまでも豚扱いなんだよ」

罪木「そうだね…。だから、私、頑張ります。私の力じゃ何もできないかもしれないけど、それでも、足掻いてみる」


西園寺「ん、良い顔じゃん。その意気で、行っておいで。──蜜柑」


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