過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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757: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/07/06(土) 20:15:48.21 ID:hmCG1mZA0


戦刃「相変わらず、盾子ちゃんは人をからかうのが好きだね?」

江ノ島「そうやって生きてきたしねー。今更生き方は変えられないっていうか?」

戦刃「ううん、それは違うよ」

戦刃は、自分に生き方を、“希望”を教えてくれた少年の口癖を唱える。
それは不思議と、彼女に力を与えてくれた。

戦刃「人は変われる。生き方だって、変えられる」

江ノ島「……っはあ?んなわけないじゃん」

瞬間、江ノ島の顔が苛立ちの色になる。
妹は、こういう類の言葉が嫌いだったななんてことを思い出して、少しだけ胸が痛くなる。
希望を知った今なら分かる、絶望だけを頼りに生きていることに、何の意味があるんだろうか?

戦刃「私は、盾子ちゃんが生きがいだった。今もそれは変わらない。貴方の為に生きたいと思ってる」

江ノ島「うざっ。いや、本当にそういうのいいよ?お姉ちゃん」

戦刃「今までは、自分がしていることの意味なんて考えなかった。貴方が喜ぶのならその通りにするのが最善だと思った」

戦刃「だけどね、苗木君のお蔭で分かったんだ。ねえ、盾子ちゃん……絶望の為だけに生きるなんて……悲しいよ」

江ノ島「……」

江ノ島は、答えない。
苛立ちを隠そうともせず、舌を鳴らしながら落ち着かないようにそわそわとする。
けれど、話は聞いてくれているようだった。

戦刃「だから私は貴方の未来の為に、希望を教えることにしたんだ」

江ノ島「……っち」

戦刃「今までお姉ちゃんらしい事を全然できなかったし…一つ位は、貴方に姉として何か教えてあげたい」


戦刃「それが──“希望”だよ」


 


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