過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
↓
1-
覧
板
20
862
:
◇x/rxoIq2T6
[saga]
2013/07/22(月) 10:37:15.89 ID:ucdxqOAD0
匠には1人娘がいる。
稔は何度か会ったことがあるが、彼女も銃や格闘技の腕前は凄い。
身長がとても低いが(“チビっこ”と呼ぶたびに怒られた)、中学3年生らしい。
「リーダー、それで、あたしたちを呼んだ用って…」
伊織が大槻を見つめた。
稔と高谷も大槻を見、シホも奥の部屋から出てきた。
大槻は大きく息を吐いた。
「落ち着いて聞いてくれるかな?」
それは全員に問い掛けているようだったが、視線はずっと匠の方に注がれていたような気がした。
「…ハッキングで次のプログラム対象クラスがわかったよ。
日にちは不明だが。 で、それが…」
匠が大槻の視線に気付いた。
ゆっくりと、口を開いた。
「ま…まさか…そんな…っ」
大槻が視線を下に逸らした。
匠がその場にへなへなっと力無く座り込んだ。
稔を含め、全員が理解した。
次の対象クラスは匠の愛娘が所属するクラスだ、と。
「くそ…っ!!」
匠が床を殴った。
肩が小さく震えているのがわかった。
「どうして…アイツらは…どこまでオレの家族を…っ!!」
「…アタシらはそのプログラムを破壊するために呼ばれたんだね?」
シホが落ち着いた口調で訊いた。
大槻は頷いた。
そして、匠の側にしゃがみ、肩を軽く叩きながら、全員に向かって静かに言った。
「匠君、祐樹君、伊織、稔、シホ…
あと、“タカ”と“ヨーヘイ”…7人でパーティーを組んでもらう。
匠君、君がリーダーだ」
「オレ…ですか?」
「そうだ、今回のパーティーの最年長だからね。
それに、私は君の能力を買ってるんだよ?」
大槻は立ち上がり、稔と伊織の前に来た。
稔は暫く口をぱくぱくとさせていたが、ようやく声を出した。
「おっさん… オレ、パーティーに参加したことねぇよ…」
「あ、あたしも… あたしなんかが参加してもいいんですか…?」
伊織も震える声で言った。
稔は今までは大槻にハッキング技術を学んできたし、伊織は専門学校や大槻から救護の技術を学んできた。
2人共銃を撃つ練習はしてきたが、実際にその技術を活用させた事は無かった。
主に裏方の仕事を手伝ってきたので。
大槻はにっこりと微笑んだ。
「大丈夫、自信を持ちなさい。
君らの技術は、十分にパーティーに役立つよ」
稔は伊織と顔を見合わせた。
やるしかない、お互いの表情はそう語っていた。
「このことは…娘には…」
「黙ってた方がいいんじゃないですか?」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/807.22 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1365848407/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice