過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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864:◇x/rxoIq2T6 [saga]
2013/07/23(火) 13:13:54.49 ID:ZylLiFb/0
「いいかい、諸君?
 [ピーーー]か殺されるか、生きるか死ぬか…選ぶのは君自身だ――
 武運を祈る!!

 では出発だ!! 出席番号順だからな!!」

進藤は茶色の封筒を取り出し、封を手で切った。

「最初の出発者は…
 おお、何たる偶然!!
 男子1番、青山豪君!!」

ほぼ全員が、一斉に豪の方を見た。

「お…オレ…?」

豪がゆっくりと立ち上がった。

豪は震える手で自分の荷物を持ち、デイパックを受け取った。
ちらっと教室の中を見た。

「あ、そうだそうだ。
 この中学校があるエリアは、最後の人が出た20分後に禁止エリアだ!!
 注意するようにな!!

 あと、転校生の周防君は、出席番号11番に入るぞ!!

 さあ、青山君、出発だ!!」

豪はゆっくりと後ずさり、廊下に出るとダダダダッと足音を立て、走っていった。

「2分後に、女子1番、今岡梢さんだ!!」

 

6月11日、AM4:05、試合開始――

 

 

千尋は豪の出て行った入り口をぼんやり眺めていた。

千尋は気まぐれな人間だった。
好きなことはするが、嫌なことはしない。

千尋にとって、頭に知識を詰め込む事は、好きな事だった。
運動する事は、楽しい事だった。
喧嘩をする事は、ストレスを発散させられる事だった。
そして、凪紗・佑・海斗といる事は、何よりも幸せな事だった。

凪紗といると、癒されている自分がいた。
佑といると、楽しんでいる自分がいた。
海斗といると、落ち着ける自分がいた。
最高の、居場所だった。

特に、凪紗といる時は特別だった。
仲間として以上に、異性として、女性として大好きだった。
それは千尋だけでなく、佑もそうであったし、海斗もそうだろう。
過去に一度、3人で互いの気持ちを確認したことがある。
しかし、誰も告白したりはしなかった。
しばらくは仲の良い4人組でいたかった。

しかし――壊された。
いとも簡単に。


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