過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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◆x/rxoIq2T6
[saga]
2013/08/06(火) 20:15:24.61 ID:XNq0KWUd0
霧切「出たわね…魔王」
豚神「このくだらないゲームを、終わらせるぞ」
罪木「現実に…帰るためにも!」
江ノ島「あたしの絶望の為にも、ね」
七海「……終わらせる」
モノクマは何も言わず、ただ佇んでいる。
霧切達は油断せず、己の武器を構える。
……どれだけの時間が流れたのだろうか。
一瞬のようにも思えるし、数時間が経ったような気もする。
ようやく、モノクマが口を開いた。
モノクマ「待ってたよ、オマエラ」
霧切「貴方のその余裕顔、ぶち壊すのが楽しみよ」
モノクマ「酷い言い草だなあ」
豚神「無論、容赦はしない」
モノクマ「うぷぷ、どの口が言ってるのかな?お前らがボクに勝てると思っちゃってるの?」
罪木「どれだけ絶望的でも、私たちは屈しませんよ…っ!」
モノクマ「うぷぷ……健気だねえ…頑張り屋さんだねえ!」
江ノ島「うっわなんかこいつ凄いイラつくんですけど」
モノクマ「なんだとぉ!これを造ったのはキミじゃないか!今の発言は熊差別だよ!モノクマ差別だー!」
七海「…………」
モノクマ「全く…お前らそんなに殺気立ってさ!もう少し余裕が欲しいよね!ゆとり世代のくせにさ!」
霧切「ごちゃごちゃ言ってないで来なさい、貴方とおしゃべりする時間が惜しいの」
モノクマ「まあまあ、そんなに焦らないでよ!それよりもさ、僕の中身、気になる?気になっちゃう?魔王の正体、知りたいよね?」
豚神「──!?おい七海、これはどう言う事だ?」
七海「…わからない、ごめんね。今までになかった展開だよ」
モノクマ「お前らは様々な困難を越えてここまで辿り着いた……そんな頑張り屋さんのオマエラにモノクマから素敵なプレゼントをあげるよ!」
霧切「……何を考えているの?」
江ノ島「……あーこれこれ、この気持ち悪い感覚。これって絶望の予兆ってやつじゃないの?うぷぷ」
そしてモノクマは両手で自分の頭を掴む。
どうやら【中身】というのは、そのままの意味らしかった。
そしてゆっくりと、ゆっくりとその頭を外していく。
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