過去ログ - ほむら「助けて……ウルトラマン」ミライ「最後まで諦めない、不可能を可能にする」
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◆zroVfRkDXY
[saga]
2013/04/20(土) 14:22:27.73 ID:uiXMXkbM0
メビウス『!? 許さない。許さないぞぉ!! インキュベータァァァァ!!』
怒りに燃えるメビウスの体が灼熱の炎に包まれる。
その高熱に焼かれ、ワルプルギスの夜はメビウスを解放してしまう。
メビウス「ヘアッ!!」
体を包んでいた炎を払い地響きを鳴らしながら着地をする。
師であるタロウから授かった必殺技・メビュームダイナマイト、その威力を押さえて発動したのだ。
あの腕から解放する術はそれしかなかったのだが……。
――ピコン ピコン ピコン……
ただでさえ少ないエネルギーで戦っていたのだ、威力を最小限に抑えたとしても負担が大きすぎる。
カラータイマーが点滅を開始する。
インキューベーター『なるほど、まだ脱出できる術は残っていたのかい? だけど、その音はなんだい? もしかして、活動限界を告げる危険信号とかかい?』
メビウス『……』
インキューベータ―「何も言わないって事は図星って事かい? そういえば、さっき君は僕【達】と言っていたね。仲間がいるんじゃないのかい。何故、彼等は出てこないんだい? いや……もしかして出てこれないのかい?」
メビウス『ち、違う!!』
インキューベータ―『また図星だね。僕の推測だけど、幾ら君達と言えども宇宙を超えるのには大量のエネルギーを消費する。宇宙を超え、変身するエネルギーを失った君達は、一か月間待っていた』
インキューベータ―『エネルギーの原因であるワルプルギスの夜の出現を』
インキューベータ―『そしてワルプルギスの夜の現れた。君達の仲間……4人、いや、君を含めて5人かな。彼等の残ったエネルギーを君に集めて、君一人だけでも変身できるようにしたんじゃないのかい?』
インキューベータ―『だから、短期決戦に持ち込もうとして君は大技ばかりを使っていた。エネルギー消費を顧みずに……違うかい?』
何も言えない。
インキューベーターの言っていることは全部合っている。
ウルトラ4兄弟と協力してメビウスはこの宇宙に飛んできた。
だが、宇宙を超えるといった行為の代償にそのエネルギーの殆どを失ってしまった。
5人のエネルギーを集めても一人が変身するのがやっとであり、史上最悪の魔女襲来に備えていたのだ。
短期戦に持ち込みたかった。
だけど、全部ばれてしまった。
インキューベータ―『僕に感情はないけど、笑ってしまうね。無謀もいいところだよ。そんな状態で挑んできたとはね』
インキューベータ―『ハッキリ言おう。ワルプルギスの夜に勝つのは不可能だ。この宇宙に二度と干渉しないというなら……命だけは助けてあげるよ……』
最後の提案である。
これにメビウスが逆らうなら……その時は容赦なく殺すつもりだった。
メビウス『断る!! 最後まで諦めず、不可能を可能にする!! それが、ウルトラマンだ!!』
インキューベータ―『ふぅーん、だったら……』
――更なる絶望を持って死ね――
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