過去ログ - ほむら「助けて……ウルトラマン」ミライ「最後まで諦めない、不可能を可能にする」
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5: ◆zroVfRkDXY[saga]
2013/04/18(木) 23:45:43.17 ID:6eksNT1u0
QB「やれやれ……君は宇宙警備隊だろ。この世界でも一度だけ確認されているよ。まぁ、その時はザギって言ったけな? そいつと戦ってる最中で僕らの事なんて眼中になかったようだけどね」

ほむら「宇宙警備隊? なんなの……それ? それに、どうして……キュウべぇがそんな事を知ってるの?」

 混乱してしまっているため、自分でも何を言っているのか分かっていない。
 解っていることは、先程まで消えそうになっていたまどかの命の灯が、もう一度輝いたという事だけである。

ミライ「僕達の事を知っているなら話は早いです。邪悪なエネルギーが観測されてからこの一か月間。僕達はこの宇宙で魔法少女、魔女、それに、あなた……インキュベーターについて調べさせてもらいました」

 QB改め、インキュベーターは表情を変えずに答える。

インキュベーター「やれやれ、勝手にこっちに来て、勝手に調べられちゃ僕も困るよ。まぁ、何かが動いていることを知っていながら放置していた僕にも責任はあるんだろうけどね」

ミライ「用件を言います。今すぐ魔法少女計画を廃止してください」

インキュベーター「やれやれ……何を言うかと思えば。何が間違っているというんだい? 多少の犠牲で数億の【命】が助かると思えば安いもんじゃないか?」

ミライ「確かに宇宙の寿命は大切です。でも、何も知らない少女を利用し、その感情を弄ぶこの方法間違っている。あなた達の化学なら、もっと別の方法が考えられるはずじゃないですか?」

 問いに対して、インキュベーターは大きな溜息を吐く。
 だが、その表情は先程と変わらずであった。


インキュベーター「調べたなら知っているだろう。これが一番効率が良い方法なんだ、少しでも効率が良い方法を選ぶのは当然のことだろう。それに、僕は彼女達に対して嘘はついていない。聞かれたら応えるつもりだったし、拒否権だってあったんだ」

 瓦礫から飛び降りるとミライの足元まで歩いてくる。

インキュベーター「それなのに、契約したのは彼女達だ。ソウルジェムとはどういうものなんですか? 最後まで稀るとどうなるんですか? そう聞かれたら答えたさ。ちゃんと」

ミライ「!? 君、耳を塞ぐんだ!!」

ほむら「えっ?」

 突然、表情を変えるとミライはほむらに向かって叫んだ。
 聞かしたくはなかった。こんな真実を……彼女達には。

 そんなミライの考えを知ってか、インキュベーターは言葉を続ける。

インキュベーター「ソウルジェムは君達の魂を形にして、体から取り除いたもの。ソウルジェムが濁れば君達は魔女になって、宇宙延命の為のエネルギーになる……ってね」


ほむら「え……」


 もう遅かった、ミライは悔しそうに唇を噛みしめる。

ほむら「そ、そんな嘘でしょ……鹿目さん達の魂がこんな石ころになったなんて……鹿目さんが……いずれ、魔女になるなんて。ねぇ!! 嘘でしょ。嘘って……いっ……て」

 信じたくはなかった。
 でも、だった納得が出来る。
 ソウルジェムが戻った瞬間、まどかの苦しみが和らいだわけも……だけど、こんなの……。

 ほむらは崩れて、涙を流す。



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