9:第T話―――五和「鍵と!」 浦上「力と!」 神裂「救いと」 香焼「ウチの平穏」ハァ・・・[saga]
2013/04/20(土) 01:40:56.81 ID:dLwEwTVd0
さておき……五和は肩を抑えて苦悶の表情。肘から先、プラプラしてるんだが大丈夫か?
浦上は野郎二人同様、目を回して気絶中。当分気が付きそうもない。
淡希さんは氷いっぱいのバケツに手を突っ込んでる。よくよく見ると異様に膨れ上がってた。
そして麦野さんは―――
麦野「くっそ……マジ、バケモンよ」ビリ・・・ビリ・・・
香焼「……えっと」ダラダラ・・・
固法「軽くホラーよね」アハハ・・・
―――肘から先、左手もげてる。しかも接続部(?)がビリビリいってるし。
香焼「いやいやいやいや! 軽くない! ってかホラーじゃ済まないっすよ!? だ、大丈夫なんすか?!」アタフタ・・・
麦野「っさいわね……二日で直(治)るわよ。それよか、風呂場借りるわ」グデェ・・・
香焼「え、あ、はい?」タラー・・・
麦野「サポーター取っちゃうのよ。肩から外す為に服脱がなきゃなんねぇから風呂場借りるっつってんの。良いわね」テクテク・・・
香焼「さ、ぽーたー?」ポカーン・・・
言葉の意味がよく分からないが、義手を根元(肩部)から外してしまうという事だろうか。
麦野「そ。流石に壊したままつけとくの拙いから……美偉、ちと手伝って」チラッ・・・
固法「あ、うん」スッ・・・
確かに、片手になったら何かと不便なのだろう。という訳で状況説明してくれる筈の固法さんが消えてしまった。
そういえば何で固法さんは無事なんだ?
結標「あの牛乳メガネ(うしちち)が、こういう力勝負する訳ないでしょう」ハァ・・・
絹旗「てか姉貴さんに何かあったら兄貴さんに殺されます」ジー・・・
兄貴さんというと、確か固法さんの彼氏さんか。てか殺すって、物騒な。
結標「あの喧嘩屋は老若男女強弱関係無しに、固法(彼女)ヤられたらブチギレるわよ……ぃ痛っ!」ヒリヒリ・・・
香焼「はぁ……大丈夫っすか」タラー・・・
結標「あーもぅ無理。痛い。絶対骨折れてる。手の肉ミンチってる。血管破裂してる」ジトー・・・
絹旗「さっきビービーギャーギャー超煩いですね。超手加減したんです。超大袈裟ですよ」フンッ
結標「チッ! アンタねぇ! 自分が負けるかもしれないからってあんな反則手を―――ッッ!!」イダダッ!!
香焼「あ、淡希さん! 暴れないで」アワワ・・・
どんな『手』だったかは分からないが、淡希さんは最愛に負けたらしい。
この3人は、姉さん達の友人(淡希さんは僕の友人でもあるが)の先輩方。
左手がポロリしちゃってるワイルド(?)なお嬢様っぽい人は軍覇同様、超能力者で第4位の原子崩し(メルトダウナー)、麦野沈利さん。
最愛の姉分(上司)で、WWV(第3次世界大戦)以前は色々『危険な事』をしていた筆頭さんとか何とか。
眼鏡の清楚な巨乳さんは固法美偉さん。風紀委員の支部長さんで、皆の纏め役。カオリ姉さんと麦野さんを止められる唯一の人。
強能力者(レベル3)の透視能力(クレアボイアンス)使いだが、その実、元武装無能力者集団(スキルアウト)出身の元ヤンさんらしい。
そして先程から氷水入りのバケツに手を突っ込んで最愛を罵っている露出の多い女性は大能力者、結標淡希さん。
彼女もWWV(第3次世界大戦)以前色んな『危険な事』をしていた元学生運動(テロ屋)のリーダーさん。能力は座標移動(ムーブポイント)。
皆さん、しょっちゅう此処(ウチ)に足を運ぶ面々だ。
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