過去ログ - 【R18】京太郎「」おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」春「その4」ポリポリ
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96: ◆DQMSi3MV.w[sage]
2013/04/20(土) 23:05:34.42 ID:pqpaHcyBo

和「〜〜〜っ!」
京太郎「っ…和!!」

しかし、そうしている間に和は卓から立ち上がり、ダッとそのまま駈け出した。
娯楽室を駆け抜けるようなそれに異常に気づいた何人かが和へと視線を向ける。
だが、それを止められるものは誰もおらず、俺もまた…呼びかけはするけれど、腕を伸ばす事が出来ない。
結局…誰も止める事が出来ないまま、彼女は娯楽室を飛び出してしまった。

京太郎「和…」

その悔しさにギュッと手を握り締めるのは自分に対する怒りだ。
俺があの時…何かを言う事が出来れば…あの和を逃げるほど追い詰める事はなかったかもしれない。
いや…本当ならば…俺はそうするべきだったのだろう。
けれど、うじうじと悩んでいる間に、あの気丈な和が…逃げるように去ってしまった。
それが悔しくて…でも、和を追うほどの勇気は出せなくて…俺はその場に立ち尽くしてしまう。

ハギヨシ「…須賀君、原村様を追ってあげなさい」
京太郎「ハギヨシさん…でも…」

そんな俺に優しく話しかけてくれるのは黒髪の執事だった。
何もかもを完璧にこなす彼がそう言うのならば…それが正解なのかもしれない。
だけど、俺は特別、和と親しい訳ではないのだ。
いや、それどころか最近は嫌われているような節さえ感じるのである。
丁度、近くにいて…タイミングが合っただけならばともかく…ここで追いかけて良いのだろうか。
そう思うと…どうしても決心がつかず、顔を俯かせてしまう。


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