17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/01(水) 23:24:10.67 ID:rpW5S4RD0
解説をよそに首をすぼめた刺甲亀にルイテルは対峙したまま動かない
その棘は鋭く、一般的なやりの数倍の硬さを誇る
「おいおい、随分と間を取るじゃねぇか手伝ってやろうか?」
モンドが声をかけ、続けざまに
「ただし真っ二つだぞ?」
その言を聞いてか聞かずかルイテルは鉈を横になぎ払うと甲羅の前半分の棘がきれいになぎ払われた
「真っ二つにされては困るな、ココまでの上物はめったに無いのだから」
「へいへい」
棘を失った刺甲亀は甲羅から首を出し狂ったように首を振る
切り離された部位に痛覚は無いはずだが痛みに狂ったような表情をしている。
「誰だぁ?コイツを蹴飛ばしたのは」
答えるものはいない、だがその代わりに亀の首が飛ぶ
狂ったように振られた首にルイテルの鉈が振り下ろされた。
胴体と泣き別れになった首は街道脇の木を直撃する
胴体はそのまま何事も無かったようにたたずんでいる、首から多量の血を噴出してだが
「うわ……」
「また少し早くなったんじゃないか?」
「さぁな、特に修行なんぞはしてない」
首と泣き別れになった胴がずしんと崩れ落ち、辺りには血の池ができ始めた。
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