過去ログ - モバP「幸子の事を本当に理解してあげられたのだろうか」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/04/26(金) 21:24:53.35 ID:dNOLliTfo
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気が付くと事務所の前に立っていた。
道中の記憶はない。きっと何も考えられなかったのだろう。
幸子「おはようございます」
いつも通りにドアを開けるが、いつも通りの元気は出なかった。
事務所にはプロデューサーさんが1人で突っ立っているだけで、いつもデスクワークをしているちひろさんの姿はなかった。
「おはよう、幸子」
久しぶりにプロデューサーさんと会えるのに、以前のように喜べなかった。
「まだ中学生の幸子には、重すぎる決断だとは分かっている。まずは謝らせてくれ」
深々と頭を下げて、「すまなかった」と謝られた。
だけどボクは、そんな事はどうでも良かった。むしろ決断をボクに委ねてくれたプロデューサーさんも、相当辛かったと思う。
幸子「カワイイボクに、こんな決断を迫るなんて、本当に酷いですよ・・・・・・」
「すまん」
別にプロデューサーさんに、謝ってもらいたいわけじゃない。
だけどボクの口は、プロデューサーさんを責めるような言葉ばかりが出てくる。
幸子「この1ヶ月間、本当に辛かったんですよ!分かりますか!」
罵倒にも聞こえるボクの文句を、プロデューサーさんは何も言わずに相槌を打ちながら聞いてくれた。
幸子「誰にも相談できなくて、苦しくて、考えがぐちゃぐちゃになって・・・・・・」
幸子「いっその事、プロデューサーさんが決めてくれれば良かったんですよ!」
幸子「ボクはプロデューサーさんのお陰で、まだまだ駆け出しですけどアイドルに成れました・・・・・・。」
これまで溜めていたものが、喉の奥から一気に出てきてしまう。
幸子「そのプロデューサーさんが、移籍しろと言うなら!・・・・・・こんなに悩む事も苦しむ事もありませんでした」
プロデューサーさんは悪くない。仕方のない事だって分かってるけど、納得できない。
幸子「全部プロデューサーさんのせいですよ!どうしてくれるんですか!」
いつの間にか、ボクの頬には涙が伝っていた。
幸子「もう、ボクは・・・・・・一体、どうしたらいいんですか」
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