過去ログ - モバP「幸子の事を本当に理解してあげられたのだろうか」
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[sage]
2013/04/26(金) 21:25:50.99 ID:dNOLliTfo
今のボクは、可愛さの欠片もない。それでも、涙は止まらない。
「それは、幸子が決めることだ」
プロデューサーさんの言っている事は正しい。正しいからこそ、ボクの胸を締め付ける。
幸子「ボクには・・・・・・どちらかを選ぶことなんて・・・・・・できませんよ」
ボクは嗚咽混じりになりながらも、必死にプロデューサーさんに訴えかけた。
「幸子。お前はトップアイドルに成って、何がしたいんだ?」
幸子「・・・・・・ボクは、日本中の人に・・・・・・ボクがカワイイと、認めさせてあげるんです!」
ボクは顔を上げて、力強く答えた。
「・・・・・・そうだよな。いつも言ってたよな」
プロデューサーさんは、昔を思い出すように天を仰ぎながら答えた。
「・・・・・・幸子は、幸子の夢を、追ってほしい。それが俺の夢、でもあるから」
1つ1つの言葉を出すのが、とても辛そうに見えた。
「俺の担当するアイドルを・・・・・・トップアイドルにしてやりたい」
幸子「そんな事を言われたら、ボクはもう・・・・・・ここを離れるとしか、言えないじゃないですか・・・・・・」
止まりかけていた涙が、また溢れ出してきた。
ボクはその場に座り込み、プロデューサーさんの前にも関わらず、号泣した。
ーーー
幸子「行ってきますね!」
ボクは大手を振って、事務所を後にする。
プロデューサーさんとちひろさんは、笑顔で見送ってくれた。
社長は以外にも涙もろいみたい。
幸子「カワイイボクが居なくなっても、プロデューサーさんなら大丈夫ですよね!」
誰に届く事もない言葉は、打ちっぱなしの雑居ビル内だけで反響して、消えた。
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