7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 11:48:18.10 ID:kADqiJRHo
二人が一足一刀の前合いとなったとき、咲の胸元から木の根が生え、純の首元へ巻きつきそして締め上げたのだ。
自立できなくなった純の肉体は、踵を立てながら半回転して受身もとらず倒れこんだ。
咲「――解析から解除にここまで時間がかかるとは思いませんでした」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 11:49:27.74 ID:kADqiJRHo
咲「仕方ありませんでした」
ハギヨシ「何を、」
咲「作戦上の犠牲です。そもそもあなた方は排除命令が出ているので問題ありませんが」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 11:50:29.89 ID:kADqiJRHo
照「誰が」
菫「…………咲」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 11:51:50.85 ID:kADqiJRHo
照「足手まといになる。お前も行け、菫」
菫「駄目だそんなの」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 11:52:39.57 ID:kADqiJRHo
菫「照……」
ハギヨシ「急ぎましょう」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 11:53:10.58 ID:kADqiJRHo
ギュ
宥「あぅ」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 11:54:09.63 ID:kADqiJRHo
穴は深く、地下牢まで続いていた。
先に落ちていった咲とさほど時間を置いて降りたわけでもないのに、照が着地したときには六感で捉えられる物影はどこにもいなかった。
微かな日光で、周囲の視界はそれほど悪くはないが、一旦奥まで進んでしまうと追うことは難しい。
六感に映らない生物は基本ありえない。それを可能とする方法の一つに、先ほどのハギヨシが行った攻性迷彩でこちらの感覚を誤魔化すという幻術魔法がある。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 11:56:28.11 ID:kADqiJRHo
照「それでは面白くないだろう」
咲「……私がですか?」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 11:57:48.56 ID:kADqiJRHo
照「そうだな。軍のトップの人間であろうと気持ちの揺らぎは存在するようだ」
咲「……」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/02(木) 11:59:05.43 ID:kADqiJRHo
◇◆◇◆◇◆
隠し穴を抜け、一階の調理場裏へ出る。
143Res/97.36 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。