過去ログ - ボクサー「僕が魔王退治ですか……」
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5: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:09:32.03 ID:/YTcS2lAO
ボクサー「……少しは落ち着いたから訊くけど、ここはあの世なのかな?」

猫「あの世とは?」

ボクサー「死んだ魂とかが行く世界とか」
以下略



6: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:12:04.91 ID:/YTcS2lAO
猫「なるほど。だから不思議な格好をしているわけですね」

ボクサー「僕からしたら、猫が普通に喋ってるほうが不思議なんだけど」

猫「貴方の世界の猫は喋れないんですか?可哀想に」
以下略



7: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:14:38.53 ID:/YTcS2lAO
ボクサー「それより、ゲームの魔王とか魔女って、まぁ、かなりの確率で酷い奴だったりするんだけど。ここの魔王とか魔女は?」

猫「悪いやつですよ。人間を奴隷にしたり、魔女はこの世界に呪いをかけたり」

ボクサー「あっ、やっぱり」
以下略



8: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:18:59.55 ID:/YTcS2lAO
ボクサー「死んでないなら、元の世界に戻りたいんだけど……。アパートの家賃あるし、バイトにも、ジムにも行かないといけないから」

猫「私には貴方を戻す手段はありませんよ」

ボクサー「ハッキリ言うね」
以下略



9: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:20:20.10 ID:/YTcS2lAO
――翌日・早朝――

ボクサー「泊めてくれてありがとう。じゃあ行ってくるよ」

猫「待ちなさい。私も行きます」
以下略



10: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:23:43.40 ID:/YTcS2lAO
ボクサー「思ったより猫って軽いのな」

猫「失敬な!私は、隣のおデブ猫とは違いますよ!むしろスリムです」

ボクサー「あっごめん」
以下略



11: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:25:10.08 ID:/YTcS2lAO
猫「なんか今、魔物の気配がした気がするんですが」

ボクサー「えっ!?なに襲われちゃうの!?」

猫「今はしないから大丈夫ですよ。それにしても人間は走るの速いですね」
以下略



12: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:27:40.43 ID:/YTcS2lAO
――神殿――

ボクサー「というわけで到着しました」

猫「早い……」
以下略



13: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:28:15.35 ID:/YTcS2lAO
――神殿・最奥――

ボクサー「ここで終わりか。祭壇もなんかボロボロだね」

猫「信仰心が失われた建造物の成れの果てですね」
以下略



14: ◆F6lbtBSr3A[saga]
2013/05/04(土) 01:30:38.18 ID:/YTcS2lAO
精霊「すまんな。待たせて。いやーちょっと腹下っててな」

ボクサー「……」

精霊「どうかしたのかい?僕ちゃん」
以下略



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