過去ログ - P「俺が…タイムスリップ?」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/05(日) 14:45:33.59 ID:o//xeQ6Ao
あいつに記憶があると分かると、春香は事務所のみんなにメールをし始めた。

春香にしては珍しく落ち着いていたように見えたが、少しして春香からプロデューサーが生き返ったと書かれたメールが届いた。
落ち着いた風に振舞っているだけだったようだ。

春香がメールを送ってから少しすると、メールを読んだらしい律子と小鳥が病室に訪ねてきた。
プロデューサーのお見舞いばっかりしてたら私、肌が荒れちゃって困ったんですよ! とか
プロデューサーが入院するから、仕事が溜まっちゃって困っちゃいましたよ とか
皆、口々にプロデューサーへ言いたいことを言う。 涙を流しながら。

その間、あいつはずっと相槌を打つだけだった。
何が起こったのかわからないのはあいつのはずなのに、前と変わらず優しく笑って、自分へ涙を流しながら文句を言ってくる皆を一人ずつ、撫でていた。

全員の文句が終わった後、あいつは少し小さめの声で

「…ごめん。」

そう、つぶやいた。


その後は誰も喋らない時間が続いた。
まるで音が完全に消え去ったかのような、そんな時間。

しばらくの静寂を破ったのは、ここには来ていなかった、一人がドアをあける音。


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