過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」
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407: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/06/02(日) 21:10:08.44 ID:epi4FKL+0

「お前が求めているのならば、謝罪しよう。すまなかった。
 ……だが、俺様はお前が助けに来ると思っていた」

だからもがかなかったし、お礼を忘れた程、と彼女は言う。
予想通りの展開になったことに安堵して、それだけしか頭に無かったのだと。

「機嫌を直せ。……何なら、キスのやり直しでもするか?」
「…キ、…キスなどしていな、」
「しただろう。人工呼吸を」
「…あれは、…当然、医療行為だ」

キスには入らない、と視線を逸らすアウレオルス。
フィアンマはマイペースにアイスを食べ終え、彼のいる方を見やる。
じ、と見つめられ、アウレオルスは彼女へと視線を再び戻した。
キスをしていいから機嫌を直せ、ということなのだろう。

「……ん、」

そっと顔を近づけ。
でも、やっぱりキスをする勇気はなく。
彼は、彼女の唇端に付着した、白く甘い液体を舐めとった。

「………ヘタレめ」
「……憮然。事実無根だ」

むむむ、とむすくれるフィアンマであった。


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