過去ログ - フィアンマ「暗闇の世界から」アウレオルス「当然、救い出す」
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96: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/05/16(木) 20:28:04.71 ID:a7VsuflA0

サイドでリボンを結ぶタイプの薄ピンクの小さな布が、太ももの奥に見えた。
スカートの中身。
つまりは、可愛らしい女子のパンツである。
     


97: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/05/16(木) 20:28:25.38 ID:tdh1OymM0

「…………」

きっと。
衝撃が波となって彼の身体を叩いたならば。
以下略



98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/16(木) 20:28:36.53 ID:a7VsuflA0



99: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/05/16(木) 20:29:08.42 ID:tdh1OymM0

余談ではあるが、あのメイド服一式はヴェントが用意したものである。
『何かインパクトの強い服装』が、フィアンマが求めたもので。
人から悪意を向けられて生きる道を選択したヴェントは、悪戯心という悪意を込めて衣装を渡した。
それが巡り巡って血が流れる事態になったとは、夢とも思わないだろう。
以下略



100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/16(木) 20:29:17.71 ID:a7VsuflA0



101: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/05/16(木) 20:30:20.22 ID:tdh1OymM0

フィアンマが戻ってきた頃に、丁度良く紅茶が入っていた。
マドレーヌもきちんと皿に並べられている。彼女は知らない事だが。
尚、彼女が着替えて思考していた三十分弱程の時間で彼は手を四回程洗った。
部屋掃除も済ませた為、鮮血の臭いは微塵も残ってはいない。
以下略



102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/16(木) 20:30:30.66 ID:a7VsuflA0



103: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/05/16(木) 20:31:01.02 ID:tdh1OymM0

容姿。
目の見えないフィアンマが確認出来ないものの一つである。
故に、彼女は見た目で人を判断しないし、出来ないし、するつもりもない。
だがそれは同時に、自分の見た目を教えてもらわなければ知れないということである。
以下略



104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/16(木) 20:31:09.98 ID:a7VsuflA0



105: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/05/16(木) 20:31:35.87 ID:tdh1OymM0

「……なら、お前は俺様の醜悪な見目と愛らしい衣装のギャップに吐いた訳ではないのか。
 となると、何が理由で吐血したんだ? まったく見当がつかんのだが」
「ぶっ」

以下略



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