過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/13(月) 20:59:51.00 ID:9u61GnnE0
恭介「んー、早い方がいいと思うんだけどなあ」
さやか「……ごめん、僕もそろそろ帰るよ」
恭介「え?」
さやか「じゃあ、またね」
恭介「うん、バイバイ」
また明日、とは言わなかった。
色々と覚悟して多分、拍子抜けだ。
こうなってくると、一気にやることが無くなってしまう。
恭介「あーあ、暇になっちゃたな……」
恭介の御両親は今日は来ていない。
実は昨日怒られながらも、あたしは一つ頼みごとをしていた。
二つ持ってきてほしいものがあったのだ。
一つは新しいCDプレーヤー。
この有り余る時間を過ごすには、やっぱり音楽の一つでも欲しいというものだ。
そして二つ目は、バイオリン。
これには少し二人とも驚いたようだった。
なんでも、恭介は捨ててくれと頼んでいたようだったのだ。
失敗したかなと思ったけど、まだちゃんと取っておいてくれてたらしい。
流石恭介の御両親だ、息子さんのことはよく分かっている。
勿論あたしは弾けない。
恭介がいつか弾こうと思ったその時に、すぐ弾けるように準備しておこうと思ったのだ。
もっとも、今日は静かな夜を過ごすことになりそうだったけど。
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