過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/11(土) 23:41:57.57 ID:flz/a+mq0
さやかの家に着くと、僕はいつもの癖でインターホンを押して待っていた。
出てきたさやかのおばさんからは、何やってんのと軽く叱られた。
昔来た時と変わらない、懐かしい家。
玄関に掛けてある絵も変わっていないし、テーブルの配置も絨毯も、ほとんど変わっていなかった。
さやか母「何やってんの。ご飯だから、さっさと着替えてきなさい」
さやかの部屋も覚えている。
少し戸惑いつつも、思い切ってドアを開けると、以前来た時とほとんど変わらない様子だった。
少し散らかっているところまで、昔と一緒だ。
さやか「さて、着替えろって言われたけど……」
それはつまり、服を脱げということ。
さやか「……さやかごめん!」
来たことも触ったこともない制服を手探りで脱いでいく。
リボンにすら手こずり、ブレザーを脱いでブラウスのボタンを外していく。
確かスカートはファスナーを降ろすだけだ。
気が付けば、下着姿のみになっていた。
さやか「……いや、さやかだから大丈夫……大丈夫のはず……」
病室を出る前の狂乱っぷりを見るに、多分怒るだろうけど。
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